終身雇用が崩壊してきて一つの会社で生涯働くということがなくなってきました。
働き方改革も少しずつ浸透してきて自分の理想の働き方を求めて転職活動を行ったりする人が増えてきており、今や転職を行うことが当たり前となってきています。
転職はあくまで何かしらの自分の希望を実現する一つの手段であるため、必ずしもしないといけないものではないです。
しかし、中には転職をしないと将来高い確率で後悔する人が一定数存在するのも事実です。
そこで今回は「転職しないと後悔する人の特徴5選」というテーマで解説していきます。
こんな方におすすめ
- 転職したいがなかなか一歩が踏み出せない
- 将来に対して漠然とした不安を感じている
- 転職しないと後悔する人の特徴を知りたい
☑️ この記事を書いている人
転職しないと後悔する人の特徴5つ
後悔する人の特徴
(1)低い給料かつスキルや成長につながる経験が得られない仕事
(2)経済規模が縮小傾向の業界にいる人
(3)転職したいと思っているが行動に移していない人
(4)劣悪な労働環境にある人
(5)代替性の高い仕事についている人
このいずれかに当てはまる、もしくは複数にわたって当てはまるという方はこの記事を最後まで読んでみてください。
(1)低い給料かつスキルや成長につながる経験が得られない仕事
理由
低い給料であれば生活に余裕がなくなっていき、さらにその仕事を継続してもスキルや成長につながる経験が得られなければ、今後AIなどによって仕事がなくなっていくかさらに賃金が低下していくため
この理由について、さらに詳しく解説していきます。
生活に余裕がなくなっていく
仕事には情熱ややりがい、自己実現など様々な要素がありますが、前提として最低限生活していくためのお金を稼げないとやっていけません。
十分な食事と趣味や友人などとの交友関係の維持に使えるくらいのお金は正直ないと辛いと思います。
しかし給料が低ければ毎月の生活費とローンなどの返済で消えていくことも少なくありません。
特に注意すべきは、貯金や自己投資に回すお金がないことはすなわち将来的にデメリットとなり得るという事実です。
生活面
人が生活をしていく上でお金は不可欠なツールですが、いつどこで急な出費の発生や収入が途絶えるなどの出来事が起きるかわかりません。
急な病気や怪我、失業などはその例です。
万が一に備えた各種保険の制度の適用もありますが、全てをカバーすることは難しく基本的は貯蓄を崩さないで生活できるに越したことはないでしょう。
また年齢が上がって結婚をし、家族が増えてくればなおさら出費は多くなるでしょうし、
子どもの教育費なども日本では自己負担分が大きいので不安要素の一つになっています。
お金にまつわる生活面での不安は、ストレートに毎日の生活に直結してきます。
「貯金どころか来月の家賃も払えるかどうか、、」
なんて状態になるのは意地でも避けたいですよね。
もちろんお金が全てではないですし、どのような人生を歩むかは自分の意思で選択していけるのでお金さえあれば必ずしも幸福になれるとは限りません。
しかし今の仕事を継続しても将来的に給料が低いままで、あまり上がらないのであれば、今後のキャリアをあらゆる角度や視点から見直すことを検討してみるべきでしょう。
自己投資の側面
人は将来にわたって何かしらの仕事における知識・専門スキルの習得や趣味における活動、交友関係を深めていく活動など、あらゆることに人生の時間を投下しています。
いわゆる自己投資です。
一方でそういった活動には時間とともにお金が必要になる場合が多く、生活費とは別で活動に資金を使えなければ人生の豊かさの観点からも非常にもったいない(機会損失)といえます。
自己投資には主に以下のようなものが例として挙げられます。
運動、食事、睡眠の質を上げて健康を維持する
自分の外見と内面を磨く
友人との交友関係を深めていく
仕事のスキルアップのための勉強
お金にまつわるリテラシーを身につける(金融リテラシー)
趣味の活動に取り組む etc...
毎日の健康維持のために生活の質を高めていくことは、将来にわたって必要になってくるものです。
そのため、健康を犠牲にしてお金を得たり通常健康維持に不可欠な量や栄養のある食事を取らないことによってお金をためるということはおすすめできないできません。
また、人生の幸福度を高めていくには友人との関係を継続的に維持していくことが欠かせません。
定期的な食事や遊びなどによって長期的に交友関係を維持し深めていく活動にお金を渋るのはおすすめできません。
そもそもの使えるお金がない場合は幸福度を下げる原因になります。
給料が安すぎると自己投資に使えるお金が足りなくなってしまうので幸福度も上がりづらいといえます。
専門スキルや成長機会が少ない
低い給料(上がりづらい給料)かつ専門スキルや成長機会が少ない としたのは特に将来的な側面を考慮しているからです。
仮に低い給料であっても、そこでしか学べない専門知識や経験を積むことができて
将来的な人材価値が高まっていくのであれば、その仕事を継続することは十分にアリといえます。
その仕事を始めて年収が低かったとしても、将来的に年収の高いポジションになることができたり、
市場で自分の得た知識やスキル、経験を生かして活躍することができるようになれば十分にリターンを得られる可能性が高いからです。
しかし、給料も低くスキルや仕事に活かせる経験などが得られない場合、
将来的にみてAIや他の労働力人材に代替される可能性や低賃金での就労を余儀なくされる可能性があります。
今後AIが今ある職業の多くを代替していくという未来はそう遠くない話ですし、
グローバル化やテクノロジーの発展によって地理的な制約がなくなってきています。
言葉を変えれば世界中どこからでも人材を調達できるようになってきていますので、
会社から見ればいかに人件費を抑えるかを考えれば、よりコストを削減できる手段を選択するはずです。
もちろん余程その仕事に熱い情熱を注いでいたり「この仕事が天職だ!」
ということであれば別ですが、もしキャリアパス、生活面の両面から仕事の今後を考えた場合、ほんとうにその仕事を継続すべきかは検討する方が良いかもしれません。
経済規模が縮小傾向にある業界にいる人
経済規模が縮小傾向にある業界で仕事をしていくとデメリットになることがいくつか出てきます。例としては次のようなものがあります。
デメリット
・給料が上がりにくい
・給料が将来的に下がる可能性がある
・会社が成長しにくい
・採用控えにより一人当たりの業務量が多くなる
・新規獲得が難しく挑戦しづらくなる etc...
給料面(年収)
大きなところで見れば、まず給料が上がりにくくなるのと、将来的に年収が下がる可能性があるところです。
業界自体が縮小していれば当然利益も少なくなっていき、社員へ支払う給料も少なくなってしまうことが予想されます。
数年は給料が変わらないとしても、将来的に利益が少ない状況が続けば給料カットも考えられますし、年収だけでなくボーナスについてもカットされる可能性が高いでしょう。
やりがいだけでは生活していけないので、この点は大きいデメリットといえます。
会社の将来性
業界が右肩上がりであれば、利益を上げ続ければ会社の将来性も大いに期待できますが、
業界自体が縮小してしまうとなかなか同業他社よりも抜きん出て大きく成長するということは難しくなるでしょう。
多くの業界にとって新規の獲得が難しくなればその分だけ売り上げも足踏みしてしまいます。
また業界の将来性が厳しくなってくると、新しい事業や新たな設備投資を行うことにもためらいが生じますし、
採算が採れないと判断して既存事業の撤退や段階的な縮小などの消極的な施策にシフトすることも考えられます。
業界チェンジや事業転換が柔軟に行えるような会社(もちろんリスクはある)であれば良いのですが、
多くの資本を既に投入していたり、経営者が現在の業界での経営に固執しているということであれば厳しい戦いになります。
最悪の場合、会社自体が倒産してしまうこともあり得ます。
倒産まで行かなくても、業績悪化による希望退職の募集やリストラなどによる失業もあるかもしれません。
業務負担の増加
売り上げが少なくなっていけば、当然会社としてはコスト削減を行っていくでしょう。そうなった場合、人件費がその対象の一つとなります。
労働者を解雇させることは、労働法上も会社の評判的にもとても難しいので、新規採用の枠を減らしたりすることが行われます。
しかしそうなると必然的に社員一人当たりの業務量は多くなるでしょう。
会社によっては業務量は多くなるのに残業代がまともに支給されないなど、労働環境の劣悪化も懸念されるところです。
また、社員を業務委託契約に変えて実態は労働者のままにするなどの対応が行われることも懸念されます。
衰退して縮小傾向にある業界
現在縮小の傾向にある業界をいくつかピックアップしてみます。
出版業界
インターネットの普及とスマホの登場などにより電子書籍が伸びていく一方、雑誌やコミックなどの紙媒体の出版物が軒並み厳しい状況になってきています。
現在では、読みたいものがあれば書店にいくことなくスマホなどでポチポチすればすぐ購入し(またはレンタルなども)読めるようになりました。
また、情報収集したいと思った時に昔であれば紙の本がメインの情報源の一つでしたが、現在では無料のインターネットでの検索が充実してきたこともあり、あえて紙の本を購入しない人も多いです。
それ以外にはYouTubeなどの動画コンテンツの登場も大きいですね。
エンターテイメントだけでなく情報収集や学習コンテンツの充実など非常に幅広く幅広くニーズを満たしているので、出版業界としてはなかなか厳しいという現状です。
テレビ業界
若者のテレビ離れが進んでいますが、やはりスマホの存在は大きいでしょう。
一般的なニーズを満たす番組よりも、ドンピシャな動画コンテンツをYouTubeなどで観ることが多くなっており、ニュースはアプリで観るということも当たり前になっています。
とりあえずテレビの電源をつける よりも とりあえずスマホのアプリを起動する の方が多くなってきているのでしょう。
視聴者が少なくなればその分スポンサーの広告効果も薄くなってしまうため、なかなか厳しい状況になっていくことが予想されます。
アパレル業界
インターネットショッピングやフリマアプリの台頭により、わざわざ店舗で購入しなくても安い商品やお気に入りの商品を購入できる仕組みが出来上がっています。
最近では環境に配慮してリユース品を取り扱う商売が増え、また低価格帯のものでも十分高性能のものが出回っているため利益を上げていくのは以前に比べてなかなか厳しい状況になってきているともいえます。
また、以前ほど衣服にお金をかけなくなった人の数も多くなっているだけでなくそれに加えて人口減少による購入数の減少もかなりの打撃となっています。
これは人々の消費のあり方自体が変わってきていることの影響も大きいといえます。
百貨店業界
郊外の大型ショッピングセンターの存在やインターネットショッピングの一般化に伴い、以前に比べ人々が百貨店に買い物にいくということが少なくなってきています。
若い世代でのブランド品消費が減少していることも相まって、業界全体通して業績が右肩下がりとなっている現状は今後も続きそうですね。
消費者にとっては買い物の選択肢が増えて便利になっている反面、こういった店舗のビジネスでは従来型の価値提供のやり方からの変換が求められており、
生き残りをかけた価値の再創造などが不可欠となっています。
番外編 公務員(国・地方)
公務員を業界というかはさておき、こちらは主に事務員については縮小の傾向にあるといえます。
RPA(Robotic Process Automation)をご存知でしょうか。
こちらは従来事務員が行っていたようなデータ入力作業やそのほかの事務作業などの業務を効率的に行うことを目的に作られたツールです。
企業だけでなく自治体などでも一部導入されているなど、今後さらに導入の拡大が期待されているものですが、
このツールの導入によってそれまでその作業を行っていた職員は不要になります。
将来的に見れば人件費の削減にもなりますし、正確な計算や入力作業など、人間よりも得意な分野であれば業務効率も向上することが想定できます。
もちろん人間が得意な領域に人材を重点的に配置することができるので社会全体としてはプラスに寄与しますが、
全体としては職員数も相当数減員となるため、縮小傾向にあるといえます。
転職したいと思っているが行動に移していない人
転職したいと思っていながらなかなか一歩を踏み出せていないという人は意外と多いかと思います。
しかし、結論から言ってしまえば何も行動に移さないというのはとてももったいないです。
行動をした結果、転職をするかしないかは分かれると思いますが、少なくともその判断をするためにもまずは一歩を踏み出すことが大切です。
なぜなら、何も行動をしないと必ず後悔するからです。
人が死ぬ間際、人生においてやっておけば良かったと後悔することはいくつかありますが、
「やらなかったことに対する後悔」というのは大変つらいものですよね。
「あの時挑戦しておけば良かった」「あの場面で行動しておけば今頃、、、」
と言った感じです。
もちろん挑戦にはリスクを伴うものもありますが、ほとんどリスクを伴わないか、
しっかり準備や対策を講じることでリスクを軽減させることができるものも存在します。
転職をするんだと強い意思を固めたのであれば、あとはしっかり準備をして「行動」するのみですので
何もしない状況をずるずると引っ張るとおそらく後悔まっしぐらでしょう。
ここから少し余談になりますが、大事な部分なのでさらに解説していきます。
転職活動においては、大きく「転職をするべきかどうかの検討」 と 「いかに転職を成功させるか」の段階があります。
そして、「転職すると決めたけど行動できていない人」についてはなぜ行動できていないのかを考えてみると、転職しないと後悔するのかどうかがわかってきます。
その理由が
「時間がない」「めんどくさい」「準備をしたくない」「とにかくラクに転職したい」
ということであればおそらく後悔する可能性があります。
なぜなら、
ラクに転職をする = 思考停止で転職先を決める → 転職先が合わず後悔する
となることがあるからです。
ここでいう「ラクに」というのは効率的にという意味とは全く別の意味です。
具体的には
直感で転職先を決める
感じの良い転職エージェントに勧められたのでそこに転職先を決める
転職のしやすさだけで転職先を決める
企業のホームページの印象が良かったので転職先をそこに決める etc...
こういった選び方をした場合、ある落とし穴ポイントにハマってしまう可能性があります。
それは、人間の意思決定にはいくつかのバイアスがかかってしまうことがある という可能性です。
例えば直感を頼りに次の転職先の企業を決めたり、第一印象で好印象を持った転職エージェントがおすすめしたところだからとあまり深く検討せずに転職先を決定した場合などは特に注意が必要です。
なぜなら人間の意思決定には自分すら考えてもみなかったある種のエラーが起こりやすい場面や状況が存在しているからです。
意思決定のエラーによって、結果的に次の転職先でうまく環境に適応できなかったり、想像していた仕事内容とはかけ離れた業務しか携われないなど、
「こんなはずじゃなかったのに、、、」と後悔することになってしまいます。
転職先を決める上で押さえておきたい意思決定のバイアスについては下記の記事で詳細に説明してあります。
<<【必読】転職活動で失敗する前に|仕事選びに潜む「バイアス」とは?回避のポイントもあります。
劣悪な労働環境にいる人
劣悪な労働環境で働いている人は転職しないと後悔する可能性が高いです。ここでいう劣悪な労働環境とは以下のようなものです。
劣悪な労働環境
日常的にハラスメントが横行している
残業代が支払われない(サービス残業を強いられる)
時間外労働も含め長時間労働を強いられる
職場の安全配慮がなされていない
社員を大切にしていない etc...
ここで例として挙げたものは、労働基準法違反や安全衛生法違反などに直結するものから、労働者の健康に悪影響を及ぼしかねないものまで含まれています。
当たり前ですが労働者は機械やロボットではないので、毎日必ず適切な食事と睡眠が不可欠であり、休憩も欠かせません。
しかし長時間労働が当たり前の環境になってしまえば、間違いなく健康面に支障をきたします。
そうなれば本人は自覚していなくても心と身体がボロボロになっていき、
最終的には病気やケガによって休職を余儀なくされたり、退職せざるを得ないような状態まで追い詰められることもあるのです。
また、いじめや嫌がらせ、セクハラパワハラなどのハラスメントが横行しているような職場では十分に仕事で成果を発揮することは不可能でしょう。
労働者だけでなく企業側にとっても全くメリットはないですし、心理的な安全性が確保されていない職場では生産性が上がるとは思えませんよね。
どんなに仕事が好きな人であっても、劣悪な労働環境で満足のいく仕事はできませんし、
それでいて社員を大切にしていない企業とあればご自身の人生も考えて転職をした方が賢明といえます。
もちろん会社にきっちりと改善を求めたり、労働基準監督署などのしかるべき機関に外部からの是正を求めることも一つの方法です。
ただしほとんどの場合、多くの労力がかかるだけでなくその行動により会社や職場の人から心ない言葉をかけられたりすることがあります。
そうであれば労力をかけずに自分の人生が好転するように、着実に転職を行うことも十分にありかと思います。
劣悪な労働環境では様々な側面から自分の人生に悪影響を及ぼしかねないので、
もしずっとその環境から転職をしないとなれば、後々振り返って後悔する可能性があります。
代替性の高い仕事に就いている人
代替性の高い仕事についている人も将来的に転職しなかったことを後悔する可能性があります。
代替性の高い仕事とは
自分がその仕事をしなくても代わりになる人がたくさんいる仕事
具体的には、自分がやっている仕事は他の人でもできるのかということです。
多くの仕事に言えることですが、自分の行っている仕事が他の人にも簡単にできて、その仕事のなり手がたくさんいる場合は代替性の高い仕事といえます。
代替性の高い仕事に就くことのデメリットを以下にまとめました。
デメリット
将来的にAIや外国人労働者などによって雇用を奪われる
仕事が奪われなくても賃金が上がらないまたは賃金が下がっていく
スキルや経験が身につかなければキャリアの選択肢が狭まってしまう etc...
将来的にAIや外国人労働者などによって雇用を奪われる
大きな要因としてはテクノロジーの進歩により、代わりにその仕事をやってくれる人材(AIなど)が参入してきて雇用が奪われるということが挙げられます。
テクノロジーの進歩は人々の生活を豊かにしてくれる反面、日常生活を多くの場面に浸透してきます。
それまでは人が行ってきた仕事が、より正確により効率的にやってくれるAIなどによって取って替わられる時代がもう間近になってきています。
例えば、特別なスキルや能力のいらない仕事やAIや機械が得意な分野の仕事を行っている場合、その可能性が高いでしょう。
スーパーやコンビニなどのレジ係や企業の一般事務員、タクシー運転者や銀行の窓口係などはその一つといえそうです。
AIや機械であれば24時間働かせていても問題ないですが、人間の場合はそんなこと不可能です。
また、事務的な作業や計算、入力作業、データ分析などは人間よりも得意であり、かつ人間よりもミスがないです。
そうであれば企業にとっては人間を雇うよりも安くつき業務生産性や効率性が高まるのであれば将来的に導入したいと思うでしょう。
さらに、インターネットの普及もあり企業の人材集めの地域的制約がなくなってきていることも見逃せません。
業種や職種によっては会社に出社しなくても仕事を行うことが可能になっています。
従来は遠方にいた優秀な人材を採用するのは物理的に難しかったですが、現在ではリモートでも仕事が可能になってきたので
今後さらに地域的な制約はなくなってきて、ライバルが外国に住む人なんてことも現実起きてきています。
賃金が上がらないまたは賃金が下がっていく
労働によって得られる賃金はある程度需要と供給によって決まっています。
労働者としては労働力を供給する側になるわけですが、今後はさらに供給側のライバルとして、AIやコンピュータ、外国人労働者などが参入してきます。
そうなると自然と企業はよりコストがかからない人材を採用したいと思うはずですから、その他の能力などで差別化できなければ、単純なコスト面のみで需要と供給が決まります。
もちろん将来的に見てテクノロジーはどんどん進歩していきますから、そこと戦っていくとなると賃金を据え置くか、下げる方法を取らざるを得なくなる可能性が高いのです。
キャリアの選択肢が狭まってしまう
そしてさらに懸念点なのがキャリアの選択肢が狭まってしまうことです。
通常のキャリアでは、仕事の能力や業務、そのポジションでの経験年数、持ち合わせるスキルや人脈、市場規模や景気動向などによって
職業人としての評価は上がっていき、多くの場合給料や報酬も上がっていくのが自然です。
しかし、代替性の高い職業に就いている場合、その仕事を続けていったとしても職業のなり手が多いだけでなく専門性の高いスキルの向上と経験の蓄積が難しいことが多いため、
将来的に見てキャリアの選択肢が広がっていかない可能性があります。
これは主に代替性の高い職業全般に言えることですが、その仕事を続けて行った先にもし得られるスキルや経験が乏しいのであれば、
キャリア形成の観点からみると今後のキャリアの選択肢がなかなか広がらないといえます。
一般的に希少な存在になるには、代替性の低い人材になることが求められますので、キャリアの選択肢を広げたり深めたりするには
「その仕事で何が得られてそれによってどんなキャリアを形成していけるか」を十分に考えることがキャリア形成には大切です。
もし今後将来的にキャリアアップを狙ったり、希少な人材になりたいと思うのであれば
代替性の高い職業に就くと将来的なキャリアの選択肢の幅が狭まってしまう可能性があることも十分に検討してみると良いと思います。
まとめ
本記事ではこれまで「転職しないと後悔する人の特徴5選」というテーマで解説してきました。
その特徴は以下の5つにまとめられます。
もし現在転職をした方がいいか迷っていたり、現在の職場環境や仕事内容について不安を抱えていれば上記の5つの特徴に照らし合わせてご自身の状況を客観視してみてください。
いくつか特徴に当てはまるということであれば、転職を選択肢として検討してみる価値があるといえます。
転職に限らず、後悔は人間にとってつきまとう問題ですのでぜひ後悔をしないようにしましょう。