結論からいえば、公務員を辞めることは決してもったいなくないです。
つまり、辞めてもOKということです。
むしろ辞めたいと思っているのに、結局公務員を辞めなかった方がもったいないといえます。
この記事ではなぜ公務員を辞めてもOKなのか、その理由について詳しく解説していきます。
こんな方におすすめ
- 公務員を辞めたいけど、なんだかもったいないと思っている
- 公務員を辞めたいけど、辞める勇気が出ない
- 公務員を辞めてしまうと後悔するんじゃないかと不安に思っている
☑️ この記事を書いている人
\【無料】内定を勝ち取るならココ/
公務員を辞めるのがもったいないと感じる理由
公務員を辞めたいと思っているにもかかわらず、公務員を辞められないのは
公務員を辞めることが少なからずもったいないと感じているからです。
ではなぜもったいないと感じてしまうのでしょうか?理由は4つあります。
☑️ 安定している
☑️ 圧倒的に福利厚生が充実している
☑️ 公務員になるために難しい採用試験を突破したこと
☑️ 周りから辞めるのがもったいないと言われている
それぞれ解説していきます。
安定している
公務員のメリットでまず一番に挙げられるのが安定しているです。
民間企業の場合、業績悪化による倒産、仕事の成果が出せないことが理由で能力不足により解雇されることが普通にあります。
しかし、公務員の場合景気が悪くなってもクビになることはまずありません。(財政破綻も99.9%なし)
さらに、仕事ができなくても重大な法令違反など、よほどのことをやらかさない限りクビにはなりません。
それに公務員は年功序列であるため、普通に働いていればある程度の役職まで出世することができます。
毎月の給料も遅滞なくきちんと支払われ、ボーナスも年2回きちんと支給されます。
なおかつクビにならないとあれば安定していると言われるのが納得です。
安定しているのに公務員を辞めるのはもったいない!と感じてしまうのは、しょうがないのかもしれないですね。
圧倒的に福利厚生が充実している
安定と似ていますが、福利厚生が圧倒的に充実しているのは公務員のメリットの一つです。
たとえば
☑️ 産休や育休などの長期休暇が取りやすい
☑️ 有給休暇が取りやすい
☑️ 年2回ボーナスが支給される
☑️ 各種手当が手厚い
☑️ 土日祝日休みに加え年末年始、夏季休暇もある
☑️ 残業代がきちんと支給される
☑️ 退職金制度がしっかりしている
このように福利厚生が整っているのが公務員の特徴といえます。
公務員を辞めるか迷うときに、この福利厚生の手厚さで悩む人は多いことでしょう。
公務員になるために難しい採用試験を突破したこと
公務員になるためには、難しい公務員試験に突破することが必要です。
試験内容としては以下のものが一般的です。
筆記試験
小論文などの論述試験
適性検査
個別面接
集団面接
集団討論
特に筆記試験の試験科目数がとてつもなく多く試験範囲もかなり広範囲にわたっているので、筆記試験対策だけで半年から1年くらいかかる場合もざらにあります。
さらに公務員試験の種類も
国家総合職 国家一般職 地方上級 国家専門職 裁判所事務官 など受験する職種によって難易度も異なっており、国家総合職は激ムズです。
少子化の現代でも依然として公務員の人気は上位にありますので、倍率はかなり高くなり競争は激しいのも特徴です。
周りから辞めるのがもったいないと言われている
特に親世代やさらに上の祖父母世代になると、
公務員 = 安定 = よくやった!
と褒められることがかと思います。
やはり一般的に公務員は恵まれていると思われているため、公務員を辞めると
「なんで公務員を辞めるの!?」「もったいないないよ!辞めない方がいい。」「辞めるのなんて甘えでしかない。」
などの驚きや否定的な意見を受けることもあります。
一方で公務員を続けることにも大きなリスクがあることは間違いないです。どんなリスクがあるのかについては後ほど詳しく解説します。
このリスクがあることでむしろ公務員を続けることの方がもったいないことさえあるのです。
公務員を辞めたいと感じるわけ
公務員を辞めたいと感じるのは主に次の5つの理由があります。
人間関係 仕事内容 将来性 就業環境 お金
公務員には民間企業とは異なる独特の組織風土があり、それが原因になって様々な悩みを生じさせていることは事実です。
どのような組織にも良い面、悪い面がありますが、人によってはこの悪い面がより強調されてしまったことで「仕事を辞めたい。」と考えさせてしまうこともあります。
公務員を辞めたい理由についてはこちらの記事でまとめてあります。
-
参考公務員を辞めたいのは私だけ?辞めたい理由5つと辞める前に知って欲しいこと
続きを見る
-
参考【公務員辞めたい】お金の不安で公務員を辞められない人が公務員を辞める方法
続きを見る
結論からいえば、公務員を辞めることはもったいなくないです。
次はなぜ公務員を辞めてもOKなのか、その理由を解説していきます。
公務員を辞めることはもったいなくない【辞めてもOKなわけ】
公務員を辞めるのはもったいなくない理由はシンプルです。
公務員も数ある職業のうちの一つに過ぎず、あなたが公務員を続けることにずっと違和感を持って働き続けるのであれば思い切って転職することもできるのです。
多くの人にとって仕事は人生の大半の時間を費やすものです。
「仕事は生活費を稼ぐためのものでつまらないのが当たり前」
このような考え方もあるかもしれませんが、どうせなら人生の大半が生活費を稼ぐためだけではなく、おもしろさやワクワク感を持てるようなやりがいのある時間にしたいですよね。
どのような職業に就くかは自由であり、どんな価値観を持つのかもその人の自由です。
そうであれば逆に自分の挑戦したいものややりたいことのために仕事をすることもできるのです。
メモ
☑️ 公務員も数ある職業の一つに過ぎないこと
あなたがこれから先も公務員を辞めないのなら、公務員であり続けることになります。
ただこれは言い換えると公務員でしか居られないということです。
あとになって
「やっぱり挑戦しておけばよかった」「やりたいことをしておけばよかった」
と後悔してしまう可能性があるなら、公務員を続けて本当に後悔はないか?ということを自分に問い続けて欲しいです。
違和感を持って仕事を続けて、やらなかったことに対する後悔をするなら、辞めることは全然ありだと思います。
ポイント
☑️ 公務員を続けて本当に後悔はないかと自分に問いてみる
ところでさっきの「公務員を続けることには大きなリスクがある」っていうのはどういう意味なの?
本当の意味での安定とは
☑️ 一つの組織や環境に依存しなくても自分のスキルや経験を頼りにいつでも収入を作り出すことができること
終身雇用制度は安定と言われていました。しかし、大企業ですら終身雇用制度を維持することはできなくなっています。ではこれからの時代はどうでしょうか。
会社は労働者を守りきれなくなって、急な倒産や解雇が起こりうる時代です。
「公務員だし大丈夫だよ。」とたかを括っているとどうなるでしょうか?
もし公務員という職業が将来的に人員が削減されていったり、効率化の一貫でAIなどのテクノロジーに代替されていけば
変化の激しい社会にいきなり放り出されてしまいます。そこは社会に価値を提供できる人材が求められる厳しいところです。つまりシビアな世界です。
社会でも活躍できる人材であればいいのですが、もし公務員時代にスキルや経験を得ていなかった場合、本当の意味での安定を得るのは難しいといえます。
本当の安定を得るためには依存体質から抜け出す必要があるのです。
公務員の仕事はなくてはならないものであり重要です。
しかし残念ながら多くの公務員の仕事では、本当の安定に不可欠な稼ぐ力が身につきません。副業が禁止されていることも影響しているでしょう。
これが、公務員であり続けることの大きなリスクなのです。
メモ
☑️ 公務員であり続けることのリスクは、本当の安定を得ることが難しいこと
☑️ 自分の人生をコントロールしやすくなる
☑️ 大切な人と過ごす時間を増やすことができる
☑️ 転職がしやすくなる
☑️ 起業できる
☑️ お金を稼ぎやすくなる
☑️ 心に余裕が生まれる
一番大きなメリットは
自分の人生をコントロールしやすくなることです。
もっと具体的にいえば
ポイント
・働く環境を選ぶことができる
・仕事内容を選ぶことができる
・いつ働いて、いつ働かないかを選べる
・働く時間を選ぶことができる
・会社に依存しない生き方ができる etc...
特に国家公務員や都道府県庁職員であれば転居を伴う転勤は必ずありますし、仕事をする時間や仕事内容を選ぶことはできません。
配偶者の転勤に伴い仕事を辞めざるを得なくなってしまったり、遅くまで残業が続けば家族と過ごす時間も少なくなってしまいます。
市役所などに勤務されている場合も、基本的に働き方を自由に選択することができないことには変わりません。
自分のライフステージに合わせて働く頻度を変えたり、複数の収入源を確保やスキルアップのための副業をすることもできません。
このように働くことに関する選択が制限されていると自分の人生をコントロールするのは難しいといえます。
もし自分のスキルや経験を活かして仕事の内容や職場環境、働く時間や場所などを選ぶことができれば
ポイント
・家族と過ごす時間を大事にするために週の労働時間を減らす
・子どもが小さいうちは自然豊かな環境で生活する
・子どもが社会に出たら働くのを一旦辞めて、趣味やボランティアなどの活動に専念する
・複業によって複数の収入源を確保することに専念できる
・苦手な上司のいない職場へいつでも転職できる etc...
もし会社がなくなって雇用がなくなっても、自分で起業したり、転職することができるので自分の人生にゆとりをもたらしてくれます。
「一つの組織や環境に依存しなくても自分のスキルや経験を頼りにいつでも収入を作り出すことができる」
これを実現できることがほんとうの安定と言えるのです。
ポイント
本当の安定が得られれば人生をコントロールしやすくなり、「人生の幸福度」も高まる
-
参考20代のうちにITエンジニアになるのはアリ?キャリアに自信がない未経験でも就職できるための方法を紹介
続きを見る
-
参考【迷ったらこれだけ】Webマーケティングかプログラミングかで迷わない選び方【Webマーケターが解説】
続きを見る
公務員を辞めるという選択肢を持つこと
公務員を辞める、辞めないというのはあなた意思で自由に決められます。
しかし、これだけは伝えたいことがあります。
それは、これからの時代で公務員であり続けることは覚悟が必要ということです。
これまで解説してきたように、公務員を辞めることはもったいなくないですし、辞めるという選択肢を持つことは大切です。
重要なのは、公務員を続けること、辞めることのメリット・デメリットを十分理解した上で自分で選択を行うことです。
公務員を辞めたいと思っているのに、あとあとになって
「やっぱりあのとき辞めておけばよかった」という後悔をする方がよっぽどもったいないです。
自分の人生にとって後悔のない選択が「公務員を辞める」ということであれば、あとはその選択を実行して前に進んでいくだけです。
確かに周りは批判もしてくるかもしれません。
しかし、あなたの人生に責任を持てるのはあなただけなのです。でも批判ではなく、あなたの選択を後押しして応援してくれる人も必ずいます。
主体的に行動してぜひ人生を良い方向へと変えていって欲しいです。
ただし、安易に決断をするのはあまりおすすめしません。
ぜひじっくり検討した上で公務員を辞めるかどうかを選択してほしいと思います。
大切なこと
あなたの人生に責任を持つことができるのはあなただけ
じっくり検討した上で公務員を辞めるか、続けるかを選択する
\【無料】未経験転職で内定を勝ち取るならココ/
【公務員を辞める前に】まずは転職活動から始めてみる
必ず転職しないといけないわけではありません。
転職活動から始めてみるのは、公務員を辞めるか続けるかを検討するには転職活動をしてみるのが良いきっかけになるからです。
公務員を辞めるか続けるかで悩む人が転職活動をするメリットはいくつかあります。
メリット
・公務員を辞めるか続けるかを判断する材料を集められる
・自分の価値観や強み、大事にしている信念などを明確にする
・転職市場の情報、業界の情報などを得ることができる
特に公務員を辞めるか続けるかの判断材料となる情報を得られるのはメリットとして大きいです。
あやふやな情報だけで決断をすると、あとあと後悔しかねません。
直感任せにせず、あくまでも客観的に判断できるように進めていくことが後悔しない選択を生み出していきます。
その際に利用したいのが転職エージェントです。
私自身も公務員を辞めるかどうか迷っていた際に転職エージェントを複数利用し、情報収集と公務員を辞めるか続けるかの判断材料を得ることができました。
利用してよかった点
・公務員から民間への就職の実現可能性について実態を知ることができた
・キャリア相談を通じてキャリアの方向性について深く考えることができた
・自己分析を通して自分の価値観を明確にすることができた
・履歴書や職務経歴書の作成を通じて自分のキャリアや強み、弱いところを明確にできた
・転職市場や業界の情報について知ることができた
もし仮に私が公務員を続ける決断をしていたとしても、転職活動をしたことで客観的な判断材料を得られていたのは「公務員を辞めるかどうか」の選択にとってプラスに働いていたと思います。
公務員から民間への転職におすすめの転職エージェントをいくつか載せておきます。
どれも無料で利用できて実際の転職市場の情報も収集できます。
「転職した方がいいのかな?」「私は転職できる人材なのかな?」
利用したい転職エージェント、転職サイト
はじめての転職活動ならまず登録すべき業界大手の転職エージェントです。業界大手だけあって求人数の多さだけでなく、ノウハウを活かした手厚い転職サポートを受けられるのが魅力です。
私からみなさんへ最後に一つお伝えしておきたいのが、もし公務員を辞めるなら早い方が良いということです。私が考える大きな理由は次の2つです。
理由
年齢が上がるにつれて未経験への転職が難しくなる
多くの場合0からキャリアをスタートすることになるので遅くなると難しくなる
公務員から転職をする時の難易度もそうですが、民間に転職したあとの大変さも考慮する必要があります。
あなたが公務員として働いていた業務期間で他の民間企業の同期たちは先に経験を積んでいます。
この記事を読んでいる方はとても悩んでいる状況だと思います。当時の私も「どうしたら良いのか...」と悩んでいましたから。
今現在公務員を辞めるか迷っている方は下に載せた考え方も参考にしてもらえたらと思います。
大切なこと
公務員を続けるか、辞めるのかをじっくりと考えること
「なんとなく」や「直感」に頼らない客観的な情報を集めて判断すること
もし公務員を辞める決断をしたなら行動は早めに行うこと
公務員を辞めることは決してゴールではないこと
-
参考いつから始めるべき?公務員から民間へ転職する方法を元公務員が徹底解説!
続きを見る