公務員は福利厚生も充実していて安定と言われる職業の一つとして学生の就職先としても人気です。
就活を意識する時期になれば「公務員になるか、民間に就職するか」と進路を迷っている学生も多いでしょう。
ではそんな安定している公務員であればとりあえず目指しておくのはアリなのでしょうか。
いきなり結論から言ってしまえば
とりあえずで公務員を目指してしまうと後悔します。
そして、とりあえずで公務員を目指してしまう人には、実は5つの特徴があるのです。
しかしそれを知らないで公務員になってから後悔をしてしまうのはやはりもったいないですよね。
そこで今回の記事では、前半でとりあえず公務員を目指して後悔してしてしまう人の特徴5つを取り上げます。
記事の後半にはとりあえず公務員を目指してその後に公務員から民間企業に転職をした私の実体験にも触れながら「では将来のために今何をすべきなのか」について解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 「とりあえず」で公務員になると後悔する人の特徴5つが分かる
- 「とりあえず」で公務員になるとどうなるかが分かる(実体験あり)
- 将来のために今やるべきこととが分かる
☑️ この記事を書いている人
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「とりあえず」で公務員になると後悔する人の特徴5つ
とりあえずで公務員になると後悔してしまう人の特徴は次の5つになります。
特徴5つ
1 公務員になってから何をしたいかが明確ではない
2 周りの人も公務員を目指すから自分も目指す
3 文系学生だから公務員を目指す
4 就活したくないから公務員を目指す
5 就職=ゴール と考えている
1 公務員になってから何をしたいかが明確ではない
公務員と一口にいっても、実際にはその種類はたくさんあります。
公務員といっても
- 国家公務員なのか地方公務員なのか
- 国家公務員ならどこの省庁に所属するのか
- 地方公務員ならどこの自治体に所属するのか
- 行政職なのか技術職なのか
- 警察官や消防官などの公安職もある
- 専門職なのか一般職なのか etc...
多くの人が目指す行政職(事務系)に関しても、その仕事内容は多岐にわたります。
地方公務員であれば、住民課や税務課、福祉課やまちづくりなどまさに住民のより良い暮らしや生活を支える業務を幅広く担当することになります。
公務員になることを目指す学生や社会人に多いのが
なんでもいいからとりあえず「 公務員 」になりたい!というものです。
確かに公務員になれば手厚い福利厚生や社会からの信用も得られるなどメリットはあります。
しかし、なんでもいいからとりあえず公務員になれればいい!という考えは正直危険です。
そういう人の多くは公務員になることが目的になってしまっています。
公務員になることはあくまでも手段でしかありません。
「公務員になって自分は何をしたいのか、どうなりたいのか」
ここを明確にするのが仕事選びの基本です。
2 周りの人も公務員を目指すから自分も目指す
大前提として、人間は周囲の環境に自分が自覚してなくても大きな影響を受けるものです
特に学生の場合は集団心理が働きやすいので注意が必要です
よくある影響
「みんな公務試験講座受講しているし、自分も公務員講座受けておこう」
「私の学校は公務員受験者も多くフォローも手厚い。先生方も公務員になることを推しているしとりあえず目指してみようかな」
周りの人が公務員を目指していたり周囲の人から公務員になるよう勧められたりすると少なからず影響を受けるものです。
こういう人はまだ少数でしょう。
多くの人が将来の目標や自分のやりたいことが明確にならないまま就職先を決めていきます。
とはいえ周りの人たちが進んでいく道が自分にとって望ましい道かどうかは別です。
「周りが目指しているから自分も公務員を目指す」
というのは自覚していなくてもそうなっていることがあるので注意が必要です。
こんな人には以前別の記事で将来のキャリアについて解説していますので参考に載せておきます。
-
参考【将来が不安な大学生へ】不安を力に変えて自分のキャリアを築いていく方法
続きを見る
3 文系学生だから公務員を目指す
文系学部から公務員を目指すという人は結構多いです。
文系学部とは法学部、経済学部、文学部、経営学部、教育学部(一部除く)、社会学部などです。
就職先を決める際に、多くの人はまず自分の学んだ専門性が活かせる仕事がないかと考えると思います。
一方で学んだ専門性と仕事が直結しないことがよくありますよね。
お察しのとおり、その時に就職先の候補になりやすいのが公務員なんです。
公務員になるのに学部の有利不利はほとんどないのでどの学部からも志望しやすいということになるのです。
公務員になることが手段の人で、結果的に卒業が文系学部だったというのは全然問題なしです。
「文系学部で学んだことを直接仕事に活かしづらいし公務員になろうかな」
こういう思考は注意が必要ですね。
4 就活したくないから公務員を目指す
公務員を目指すこと自体は悪くないのですが、問題は
「就活するのは嫌だからとりあえず公務員目指しとくか」という思考です。
就活ではコミュ力が試されるだけでなくこれまでの経験なども評価されますよね。
これって自分を売り込む営業活動と同じなんです。
こんな人も中にはいますが、そうじゃない人も多くいます。
就活したくない!という人でも公務員試験で高得点を取れれば公務員になれます。
これはつまり人物試験が普通もしくはいまいちでも筆記試験の内容によっては合格も可能ということになります。
しかし就活したくないから公務員を目指すとなると、やはり公務員試験に合格することが目的になってしまいます。
5 就職=ゴール と考えている
はじめに結論から言いますが、就職は決してゴールではありません。
もし就職がゴールであればどうなるでしょうか。
おそらく多くの場合「就職をした=目標を達成した」という喜びも束の間で
燃え尽き症候群や退屈な日々、喪失感などを経験すると思います。
確かに就職したことがない学生だと「就職=ゴール」と考えてしまうのはしょうがないかもしれません。
周囲の大人たちから「大学生時代は人生の夏休みだから今のうち遊んでおけ」みたいに言われた人もいると思います。
しかし大切なことなので何度も言いますが就職することが目的になってしまうとその先が見えづらいです。
その先というのはもちろんあなたやあなたの大切な人たちの人生のことです。
仕事に対する価値観は人ぞれぞれです。
しかしせっかくなら自分の得意なことや好きなことで社会に貢献したいですよね。
就職をすることはスタートである一方で人生はそのあとも長く続いていきます。
もしあなたが就職=ゴールと考えているのであれば、もっと先に目を向けてみると就職における後悔を減らすことができます。
「とりあえず」で公務員になるとどうなるのか【実体験あり】
ここからはとりあえず公務員になった私がどうなったのかという実体験についてお話ししていきます。
以下のような3つからなる構成にしていますので興味のあるところから読んでいただいてもOKです。
☑️ 「教員志望」から「公務員志望」に切り替えるまで
☑️ 公務員になってから民間への転職を考えるようになるまで
☑️ 転職活動を進めて公務員から民間企業に転職をした現在まで
「教員志望」から「公務員志望」に切り替えるまで
私のプロフィールを参照いただければと思うのですが、もともとは教員を目指していたので大学では教育学部に進学しました。
教員という職業の魅力を理解することはできました。しかし昨今問題となっている教員の働き方のブラックさがネックとなりましたね。
今思えば公務員になった後のことよりも「公務員になること」を目標(目的)にしてしまっていました。
私が公務員を目指した理由は他にもありましたので簡単にまとめてみました。
公務員を目指した理由
・公務員になっておけば安泰
・公務員ってなんかかっこいい
・就活をする自信がなかった
・教育学部からでも公務員を目指せる
・目標が欲しかった
・公務員になること(就職)がゴールだと信じていた
・周囲も教員か公務員の二択だったこと
しかし結果的に私は公務員を辞めて民間企業に転職をしています。
次に公務員になってから転職を考えるようになるまでを書いていきます。
公務員になってから民間への転職を考えるようになるまで
公務員試験については最終的に3箇所から最終合格をもらい、そのうちのある官庁に国家公務員として入庁(就職)しました。
公務員になることが目標だったのでやはり合格して内定をもらえた時は嬉しかったです。
周囲からもたくさん祝ってもらえましたし、何より自分自身も「これで将来安泰だ」と本気で思っていました。
しかし実際に公務員として働き始めると、いわゆる燃え尽き症候群になっていました。
仕事内容も興味があった訳ではなかったことと、人間関係も同年代がほとんどいない部署だったこともありとにかく毎日が退屈でした。
そのうち「あれ?このままずっと何十年もこんな感じで公務員やって幸せなのか?」と本気で考えるようになったのが転職を考えた理由です。
念願の公務員になった当時の自分は
毎日が同じことの繰り返しで退屈
公務員になってやりたいことがなかったことに気づく
公務員で居続けることに危機感を覚える
公務員の肩身の狭さに気づく etc...
このような状況になってからはじめて「公務員になることが目的だったんだな」と自分の選択を見つめ直すことになりました。
とはいえ「今すぐにでも転職したい!」というほど、公務員にものすごく不満があった訳ではなかったので実際に転職するまでには時間が空きましたね。
しかしWebマーケターへの転職を決意したあとは不思議ともったいないとは思わなかったですね。
転職活動を進めて公務員から民間企業に転職をした現在まで
転職を考えるようになってから
「自分のやりたいことはなんだろう」
「自分の価値観に沿って生きるにはどうすればいいんだろう」
「公務員を続けるのと転職をするのとではどう人生が変わっていくだろう」
このような自己分析から始めました。
転職活動の結果、地方のWebマーケターとして内定をもらうことができ、現在に至ります。
とりあえず公務員になって民間企業に転職した現在に感じること
この記事では冒頭で、とりあえずで公務員になると後悔してしまう人の特徴5つを説明しました。再喝しますと
特徴5つ
1 公務員になってから何をしたいかが明確ではない
2 周りの人も公務員を目指すから自分も目指す
3 文系学生だから公務員を目指す
4 就活したくないから公務員を目指す
5 就職=ゴール と考えている
ここまで見ていただいた方には気づいてもらえそうですが、私はなんと5つ網羅しています!
少し異なるのは、公務員になって貴重な経験もさせてもらいましたので全部を後悔している、ということはありません。
とはいえ新卒の段階でマーケターを目指したかったという気持ちもあるので複雑ですが、、
そのあたりについてはこちらの記事で解説してありますので気になる方は読んでみてください。
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参考【就活】新卒で公務員になるのがもったいない人の特徴4つとその理由を解説【新卒カードの使い方】
続きを見る
現在の私は民間企業に転職してWebマーケターとして勤務していますが、転職して良かったと思っています。
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将来のために今やるべきことは何か?
将来のために今やるべきことは
自分の価値観を明確にしていくことです。
簡単にいえば、何をしたくて何をしたくないかを見つけることです。
どんな人にも自分の心の中に持つ信念や好き嫌いの感情というものがあります。
しかしその価値観を明確に把握するためには普段から意識的に行動していく必要があります。
将来どの方向に進んでいくかを決めるのには、この価値観に沿って行動することが大切なのです。
アクション5つ
☑️ とにかくたくさん本を読む
☑️ SNSで発信してみる
☑️ ブログを始めてみる
☑️ 色んな人の価値観を聴いて回る
☑️ 色んなアルバイトをやってみる
この5つを選んだ理由としては
お金がかからない(もしくは少額)で始められる
自分の持つ価値観を明確にする良いヒントを得られる
「どうしても3つに絞りたい!」という人には次の3つが良いです。
☑️ とにかくたくさん本を読む
☑️ SNSで発信してみる
☑️ ブログを始めてみる
この3つだけでも試してみてください!
「将来どうしたらいいんだろう...」「自分のやりたいことが見つからない...」と悩む人にはこちらを2冊をおすすめします。
私は社会人になってから読みましたが、もっと早く出会えれば良かったと思えるくらいの良い本です。
どちらも小難しい本ではないので普段読書をされない方や将来に漠然と不安を抱いている方には読んでみてほしいです。
私がブログ運営を始めてから一年以上は経ちましたが正直ブログはメリットしかないです。
全員にブログやってみてほしいと思ってるくらいですがとはいえ興味のある人だけでもブログデビューしてほしいですね。
「サクッとブログを始めたいんだけどおすすめないの?」という方には私のブログでも実際に使用しているレンタルサーバーも併せて載せておきます。
☑️ エックスサーバー
そもそもレンタルサーバーって何?という方には、初心者がブログを始める際の疑問点についてまとめた解説記事もありますのでそちらに記事も載せておきます。
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参考【ブログ超入門】ブログを始める前の不安や疑問15個まとめて解説
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本を読むことのメリットについては下記の記事で解説してあります。
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参考【読書好きが語る】20代の自己投資には読書がいいわけ
続きを見る
今この記事を読んでいるあなたがもし当時の私のような悩みを持っているのであれば、ぜひここで紹介した5つのアクションを試してみてください。
他人と比較せず自分の価値観に沿って生きていくことができれば人生良い方向へ進んでいくと思います。
ウキマルブログでは、他にも将来のことやキャリアのことなどで悩んでいる方に参考になるような記事を書いています。
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