就職・転職で失敗する前に|これだけは知っておくべきキャリアの話【まとめ5つ】 - UKIMARU BLOG      
当サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用して、商品を紹介しています。

就職・転職で失敗する前に|これだけは知っておくべきキャリアの話【まとめ5つ】

ビジネス

 

仕事は人生において多くの割合を占めるため非常に重要な関心事ですよね。

また、現代では転職する人も以前に比べ格段に増加してきており、就職や転職といったものがより身近なものとなっています。

一方で就職や転職をするにあたり、キャリアについての自分の基準がぶれていたり、なんとなくで就職先を決めるなどの意思決定をしてしまうと多くの場合失敗してしまいます。

人生やり直しが効くとはいっても、失敗によって次の就職や転職の難易度が上がってしまい、後悔してしまうかもしれません。そして人生の時間も限られているので、できれば失敗や後悔は避けたいはずです。

 

こんな方におすすめ

  • 自分の理想に合った職種や会社に就職・転職を成功させたい
  • 自分の理想のキャリアをどう決めていけばいいか悩んでいる
  • 将来的な展望、例えば結婚や育児などのライフイベントに備えて自分の人生のキャリアを見直していきたい

 

本記事では、就職や転職をしようと考えるときに必ず知っておきたいキャリアに関する話を5つにまとめて解説していきます。

 

☑️ この記事を書いている人

 

ウキマル
わたしは新卒で公務員になるも「このままでいいのか?」と自問し、公務員を退職。地方の事業会社でECマーケターとして勤務後、現在はマーケ会社でWEBマーケターとして勤務。同じように20代で自分の将来について悩んでいる人の役に立つような発信をしています

 

キャリアとは?

キャリアとはそもそもどんな意味なのでしょうか。

いくつか定義がありますが、ここではキャリアに関しての厚生労働省の定義を以下に引用します。

「キャリア」とは、一般に「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる。

 

引用:厚生労働省『キャリア形成を支援する労働市場政策研究会』報告書

つまりキャリアは、これまでの自分が行ってきた職業経験の積み重ねとそれに関わるプロセスよってつくられていくということになります。継続性をもったプロセス的な概念ということですね。

どんな仕事を経験してきてどんな積み重ねをしてきたか、またそのプロセスのなかでどのような生き方をしてきているかがキャリアです。そのためキャリアというのは、単に仕事の経験だけではなく仕事に関わる生き方についての話でもあるのです。

 

キャリアを考えるときに大切な2つの見方

 

一つ目は、自分自身が仕事を通じてどんなスキルや経験を得ていき、どう生きていきたいかという見方です。

これは言い換えれば、将来的に自分がなりたい自分像にキャリアを形成していくことを意味するので、市場価値が高いか否かという市場評価の観点はありません。

あくまでも自分自身のキャリアをどう描いていくかという自分目線での見方になります。

しかし、これ自体は消して悪いことではありません。

たとえ市場価値の高い人材ではなかったとしても、自分自身のキャリアを十分に形成していくことが幸せになるのであれば、その人にとってのキャリア形成は成功だからです。

キャリアにおける幸せの基準は人それぞれなので、自分のやりたいこと、自分の理想の人生を全うすることができることは一つのあり方といえます。

 

もう一つは、市場から見て価値の高いキャリアであるか、つまり市場評価の高い人材かという見方です。

就職・転職においてはこちらのキャリアの見方はとても重要になります。

なぜなら、自分にとって理想のキャリアを実現したいと思っても、採用企業側との採用のマッチングがうまくいかないと就職・転職は成功しないからです。実績や能力不足、適性不足と判断されることもありうるのです。

これはすなわち、自分の理想のキャリアの実現を目指すだけでは多くの場合、就職・転職はうまくいかなくなってしまうことを意味します。

 

これら2つのキャリアの見方を踏まえて、理想のキャリアを実現していくには

自分がどういうキャリアを形成していきたいか」+「市場において自分のキャリアはどう評価されるのか

 

という2つの視点からキャリアを考えていくことが重要かつ不可欠なのです。

もし自分の理想とするキャリアが一定水準の経験やスキル、能力などを求められているのであれば、それを満たしていくようにキャリア形成をしていかなければならないのです。

そのため、次節では理想のキャリアを実現するためのキャリア形成の方法論について取り上げます。

 

キャリアデザインの重要性

キャリアデザインという言葉は一度は耳にしたことがあるかもしれません。

就職や転職で失敗しないキャリアをつくっていくために、このキャリアデザインは絶対に欠かせないので、この記事でも取り上げることとしました。

キャリアデザインにもいろいろな定義、捉え方がありますが、ここでは以下に定義しました。

自分の職業人生を自らが持つ価値観や理想的な姿(なりたい自分)に基づいて考え、今後どのように仕事を通じて自己実現をしていくかを計画する営み

 

つまり、なりたい自分、ありたい自分といった理想の自分を仕事を通じてどうやって叶えていくか、自己実現をしていくかを考えて計画することです。

 

なぜキャリアデザインが重要なのか

闇雲に職業人生を送っていくと、多くの場合壁にぶち当たってしまいます。

自分はなぜ今の仕事をしているのだろうか

今の仕事にやりがいを感じられない

自分の価値観と仕事の方針ややり方が合わない

自分のキャリアと採用企業側の想定するキャリアの不一致で上手く就職・転職ができない

 

このような事態が起こってしまう原因の一つは、キャリアデザインがきちんとできていなかったことです。

キャリアデザインをすることで

ポイント

・自分が大事にしている思いや考え、価値観を言語化できる

・自分の価値観にあった仕事につくことができる(またはすること)

・自己肯定感が高まる

・社会に貢献できていることを実感できる

・理想のなりたい自分に近づくことができる

 

このようなメリットを受けることができるのです。

今の仕事が合わないとか、仕事がつらいと感じている人の中には自分の職業観と働いている企業の価値観とが相違しているためにキャリアに不満を抱いている可能性があるということです。

価値観以外でも、自分の職務能力と仕事で求められる職務能力との差が大きいために退屈を感じたり、逆に力不足を実感して自己肯定感を必要以上に下げてしまっていたりするなど、キャリアで悩んでしまうことになります。

 

キャリアデザインをきちんとすることで、そういったミスマッチを事前に防ぐことができます。

もちろんそれだけではなく、将来なりたい自分に近づくための道標としての役割も果たしてくれます。

なりたい自分だけでなく、なりたくない自分を明確にすることも重要ですね。

 

全てを計画通りに進めることは難しいですが、仕事に対する価値観や思いを軸にしてキャリアを描いていくことができれば、自分らしい、自分に合ったより良い人生を見つける方向を示してくれることは間違いないです。

 

キャリアデザインの必要性が高まった背景

 

キャリアデザインの必要性が高まった背景は大きく3つ挙げられます。

社会的背景

  • 終身雇用制度の崩壊
  • 長寿化
  • テクノロジーの発展に伴う働き方の多様化

 

景気がよかった時代では、新卒から定年まで一つの会社に働き、退職金をもらって老後はセカンドライフとして人生を満喫するという働き方のロールモデルが一般的でした。

しかし、グローバル化による市場競争の激化や国内の人口減少に伴うパイの奪い合いなどにより一つの会社で定年まで勤め上げるという終身雇用制度の維持は企業にとって困難となってきました。

事実会社の寿命は短くなる一方で、個人の寿命は長寿化してきています。そのためセカンドライフという考え方が薄くなり、生涯にわたって働くことが不可欠となってきています。

このような社会的な背景もあり、政府は働き方改革副業の推進を推し進めており、また最近ではテクノロジーの発展も相まって、企業においてもテレワークや在宅勤務などを導入し、これまでに少なかった働き方が一般的になものとして定着しつつあります。

 

キャリアにおいて、これらの社会的な背景をどのように受け取るべきでしょうか。

間違いなく言えることは、これからの時代は「自分自身でキャリアをしっかり描いていくことが必要不可欠となること」です。

これまでは終身雇用制度が十分機能していたので、新卒でいい会社と呼ばれる企業に入ることが重要でした。

しかしこれからの時代は、会社が定年までのキャリアの面倒をみてくれることは期待できないので、これまでにも増して自身のキャリアを主体的に設計していくことが大切になります。

会社に入って終わりではなくどう働き、どうキャリアを形成していき、いかに自己実現をしていくかという主体性が必要不可欠となるため、キャリアデザインの必要性が高まっているのです。

キャリアの選択肢の幅が広がったという意味ではとてもポジティブに捉えることができるので、必ずしも悲観する必要はなく、しっかりとキャリアデザインができれば心配はいりません。

 

以下ではキャリアデザインの方法について取り上げていきます。

 

 

具体的にどうやってキャリアデザインをしていけばいいのか

 

キャリアデザインのやり方の大まかな流れは次のとおりです。

キャリアデザインの主な流れ

・過去の経験を深堀する

・過去の経験を振り返る

・職務経験や仕事に対する価値観、思い、大事にしているポリシーなどを明確にする

・好き嫌い、得意不得意を考える

・自分はどんなキャリアを描いていきたいかを明確にする

・理想のキャリアを実現するために必要なことを考える

・理想のキャリアと現在のキャリアのギャップを埋めるための具体的なキャリアプランを練る

・3年〜5年起きくらいに自分のキャリアを見直してキャリアデザインをする

 

実際にやってみると実感しますが、自分自身をとにかく深堀りしていくので「潜在的な自分」についても知ることができる良い機会になります。

難しいことは全くないので、キャリアについてしっかり向き合ってみてください。

 

 

キャリアに絶対の正解はない

 

キャリアに関する大切な考え方の中に「キャリアに絶対の正解はない」というものがあります。

先ほど理想のキャリアを実現するためのキャリアデザインという手法を紹介しました。

しかし、キャリアデザインをしても必ずしも理想のキャリアを実現できるとは限りません。

大規模プロジェクトのリーダーになって活躍するというキャリアを描いている人が100人いたとして、その100人全員がそのキャリアを実現できるかと言えばそれは難しいでしょう。

ではキャリアデザインをして理想のキャリアの実現に向けて前進していくことに意味はないかと言うと、それは間違いなくNOです。

 

キャリアを考えていくことの大切さは「プロセス」にあります。

この記事の最初でキャリアは継続性というプロセス的な概念であることを説明しました。

ここで伝えたいのは

キャリアに絶対の正解はなく、自分の軸を持って理想のキャリアの実現に向けていかに取り組んでいけるか、そのプロセスが充実しているかが大切」ということです。

もし自分の理想のキャリアに到達できていなかったとしても決して悲観する必要はありません。

実現することだけが正解ではなく、そのプロセスがいかに充実しているかという側面も非常に大切だからです。

また、キャリアは時として偶然性に大きく作用されることがあります

小学生の頃になりたかった職業に現在就いているという人はどれくらいいるでしょうか。

自分自身の価値観や仕事観が変わることは大いにあり得ますし、キャリアの優先順位も年齢や家族状況などの変化に伴って変わってくるでしょう。

「キャリアに正解はない」ので、自分の描いたキャリアを信じて前に進んでいくことが大切なのです。

 

キャリアにおける「学び」の重要性

キャリアを計画し、実際にキャリアをつくっていく上で学びは非常に重要です。その理由は

 

ポイント

1 キャリアのギャップを埋めるのに学びは有効であること

2 キャリアにおける理想のなりたい自分の軸を定めるのに有効であること

3 社会の変化に対応する手段として有効であること

 

現在のキャリアと採用企業が欲している人材との間に職務能力やスキルなどのギャップがある場合、それらのギャップ(差)を埋めるために能力面のスキルアップのための勉強をすることは有効です。

これは現職での職務経験を積む以外にも資格取得に取り組んだり、個人で情報商材を購入したり読書による知識の習得、副業によってスキルアップを図ることなどがあります。

 

そのほかにキャリアにおける理想のなりたい自分を描くのに、より多くの情報を収集するために学びが必要になることがあります

例えば、これからWebエンジニアになりたいと思った時に、どういう働き方があるのか知らなければキャリアプランを誤ってしまうかもしれません。

本当は会社員的な働き方がマッチしているにもかかわらず、いきなりフリーランスのような会社に所属しない働き方を選んでしまったことで、理想の働き方とかけ離れてしまうなどです。

これはキャリアプランを立てる際に情報収集が不足していたがために起こってしまった例になります。

 

そしてキャリアにおける学びの重要性を語る上で、この3つ目の理由はとても大切です。

キャリアデザインの必要性が高まった背景でも述べましたが、これからの時代は自分のキャリアは自分自身の力で切り開いていくことが求められています。

今後社会が大きく変化したとしても、キャリア形成の中で学びを行い、その変化にしっかり対応することができれば、キャリアの幅が広がり自身の描くキャリアの実現も十分に可能になるでしょう。

キャリアの選択の幅は、自身の学ぶ意欲や向上心という要素によってさらに広がっていくことが期待できるからです。

自分自身を変化させていくことだけでなく、社会の変化にもしっかりついて行けるようにキャリア形成の過程で学びを取り入れていくことが効果的と言える理由はここにあります。

 

 

まとめ

今回は、就職や転職をしようと考えるときに必ず知っておきたいキャリアに関する話を5つにまとめて解説していきました。

改めて5つをまとめると

 

キャリアとは?

→これまでの自分が行ってきた職業経験の積み重ねとそれに関わるプロセスよってつくられていく継続性をもったプロセス的な概念

キャリアを考える時に大切な2つの見方

→ 1 自分がどういうキャリアを形成していきたいか 2 市場において自分のキャリアはどう評価されるか

キャリアデザインの重要性

→ 理想の自分のキャリアを主体的に描くことでミスマッチを防ぎ、いかに自己実現できるかのキャリア設計ができる。キャリアデザインがこれからの時代さらに必要になる背景には、終身雇用制度の崩壊、長寿化、テクノロジーの発展に伴う働き方の多様化 があること

キャリアに絶対の正解はない

→ キャリアを考えていくことの大切さはプロセスにあること

キャリアにおける「学び」の重要性

→ キャリアにおいて学びが有効であることを3つの観点から説明

1 キャリアのギャップを埋めるのに学びは有効であること

2 キャリアにおける理想のなりたい自分の軸を定めるのに有効であること

3 社会の変化に対応する手段として有効であること

特に3つ目は、キャリアの幅を広げるという点で重要

 

今回取り上げた内容はキャリアについて考えるための大切な部分になります。

そのため今回取り上げた5つの話はまた個別により詳細に解説していきますので、そちらの記事も参考にしていただければより理解が深まると思いますのでぜひご覧ください。

 

仕事選びに悩んでいる方はこちらの記事が参考になります。
>> 【今すぐできます】仕事選びの基準とは?

転職活動で失敗したくない方向けの仕事選びのバイアスについて取り上げた記事もありますので、こちらも参考にしてみてください。
>> 【必読】転職活動で失敗する前に|仕事選びに潜む「バイアス」とは?回避のポイントもあります。

 

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人

ウキマル

【経歴】 20代/ 国立大教育学部卒/ 新卒で3年間公務員 → 事業会社ECマーケター →マーケ会社WEBマーケター / 【発信内容】 20代の人生やキャリア、就職・転職活動をよりよくするために役立つコンテンツ、ブログやWebマーケティングに関する役立つコンテンツ、Webマーケターへの転職について発信

-キャリア, 人生 -LIFE-, 仕事の悩み, 転職

© 2024 UKIMARU BLOG