転職が当たり前の時代になってきて安定の代名詞と言われる公務員から民間企業へ転職する20〜30代の人も増えてきました。
一方で「公務員から民間への転職活動はいつから始めればいいの?」と疑問を持つ人も少なくありません。
そこで本記事では実際に公務員から民間企業へ転職をした私自身の経験にも基づきながら公務員の転職活動の開始時期や活動の流れについて解説していきます!
こんな方におすすめ
- 公務員が転職活動を始めるのに良い時期や転職活動の流れを知りたい
- 公務員から転職したいけど今すぐ転職活動すべきか迷っている
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前提として:公務員の転職活動は退職時からの逆算が大切
公務員の場合は「辞める時期」をはっきりさせることでスムーズな退職手続きが可能になります。
なぜなら公務員の人事配置は柔軟ではないからです。
ポイント
年度変わりの異動の時期が一番退職しやすい(退職交渉しやすい)
年度いっぱいでの退職がスムーズですが、もちろん状況によって年度途中で退職したいケースもあるとは思います。
その場合は、自分の都合を優先しても良いです。「職場に迷惑かも...」と思うかもですが、仕事よりも自分を優先しましょう。
もちろん無断・バックレで辞めるのはダメですが、きちんと手続きを踏めば法的にも社会的にも問題ありません。
ポイント
年度途中の退職でもOK
転職活動は3〜6カ月間を目安にする
公務員はいつ頃から転職活動を始めるのが良い?
退職の3〜6カ月前をおすすめしている理由は3つあります。
1) 自己分析やキャリアの見直し、スキル習得などにじっくり時間を費やせる
2) 転職活動開始が早すぎるとよくない
3) 転職活動開始が遅すぎるとよくない
転職活動をするには、まず自己分析が絶対欠かせません。
もう一つ大切なのが、転職活動は早すぎても遅すぎても良くないことです。この辺りをさらに解説していきます。
先に仕事を辞めてから転職活動をしたい人もいるかもですが、基本的におすすめしていません。
気になる人はこちらの記事で詳しく解説していますので、読んでみてくださいね。
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参考【体験談】仕事を辞めてから転職はおすすめしないわけ
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1)自己分析やキャリアの見直し、スキルの習得などにじっくり時間を費やせる
実際にやってみると感じますが、転職活動において自己分析やキャリアの見直しは超重要です。
大袈裟ではなく人生自体を見つめ直す機会になり得ます。じっくり時間を費やすことで
転職活動はもちろん、人生全体を再度見つめ直して進みたい方向を再確認できます。
逆に自己分析やキャリアの見直しをする時間が取れないと
転職活動が厳しくなるだけでなく、実際に転職できても後悔してしまう可能性が高くなってしまいます。
メモ
転職だけでなく、広く人生を再度見つめ直す意味でもじっくり時間をとることが大切
そしてもう一つ、じっくり時間を取る必要があるのはスキルの習得に時間を使うためです。
たとえばプログラミングを学んでWebエンジニアを目指したいとなればガッツリ学習してから自分のポートフォリオ(Webサイトやアプリなど)を作り込む時間も必要です。
そうなれば仕事+転職活動+プログラミングをしっかりこなすのはおそらく激ムズです。
たとえ実務未経験であったとしても独学は不可欠ですので退職まで残り3ヶ月とかでは間に合わなくなってしまうのです。
メモ
専門職なら6ヵ月前には転職活動を始めるのが良い
2)転職活動が早すぎるとよくないため
転職活動が早い場合はたとえば1年くらい前から始めるケースがそうですね。
転職活動の開始も早い方が良さそうですが意外とそうでもないのです。
早すぎるデメリット
1)転職したい時期が先すぎると転職エージェントに相手にされないことがある
2)せっかく内定が出たとしても内定保留ができなくなってしまう
3)精神的、肉体的に疲れが溜まってしまう
1)転職したい時期が先すぎると転職エージェントに相手にされないことがある
転職エージェントはボランティアではなくビジネスで成り立っています。
求職者からお金が取れない代わりに、企業側から成果報酬をもらうことでビジネスモデルが成立するということですね。
そのためあまりに先の時期の転職希望だとすぐに成果につながらないためどうしても転職エージェント側から見た対応の優先順位は下がってしまいます。
2)せっかく内定が出たとしても内定保留が出来なくなってしまう
前提として、転職は企業側にとって即戦力採用となります。
これに対して新卒採用はポテンシャル採用になりますね。
企業側としてはできるだけ早めに入社してきて欲しいのが本音です。
前職の引き継ぎなどが存在するので1〜2ヵ月は待ってくれるところが多いですがこれが半年〜1年先となるとどうでしょうか?
「そんなに待てないよ!」というのが正直のところだと思います。
そのためせっかく内定が出たとしても長くは待ってもらえない、ということになってしまうのです。
3)精神的、肉体的に疲れが溜まってしまう
転職活動はなんといって精神力と体力の消耗戦です。
半年くらいなら頑張れる!という人でもこれが1年くらい続くとなれば相当消耗してしまう可能性が高いです。
転職活動がスムーズに進めば良いですが、公務員から民間への転職は難航するケースが多いです。
そうなると書類審査に落ち続けたり面接でノックアウトされてしまう機会も多くなりがちです。
3)転職活動が遅すぎるとよくないため
では今度は転職活動の開始が遅い場合はどうでしょうか?
遅すぎるデメリット
1)十分な準備ができず内定に繋がらない
2)内定欲しさにブラック企業や自分に合わない転職先を選んでしまう可能性が高まる
1)十分な準備ができず内定に繋がらない
就活を経験した人に多いのが「転職活動も就職活動の延長でしょ?」という誤解です。
私自身もそんな誤解をしていた一人でした。
しかし先ほどもお伝えしたとおり転職者の採用は企業側にとって即戦力採用です。
確かに第二新卒の採用ではポテンシャル採用のニュアンスが高まりますがあくまでも転職になるので新卒採用時とは異なる準備が不可欠になります。
アピールすること
前職での業務から得た知識、スキル
成し遂げたこと
工夫したこと
入社後にどんな活躍ができるか etc...
自己分析から企業分析、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などなど。
これらを基本的に仕事をしながら進めていく必要があります。
2)内定欲しさにブラック企業や自分に合わない転職先を選んでしまう可能性が高まる
さらに、転職の準備が十分に取れないとブラック企業に捕まってしまう確率も上がってしまいます。
注意ポイント
内定獲得に焦るとブラック企業に捕まってしまう可能性が高まる
「転職したいのに内定が出ない」→ 「行きたい企業じゃないけど内定出たところならどこでもいいや」→ 結果的にブラック企業や転職自体に後悔することになってしまう
内定獲得が目的になってしまうと転職後に「こんなはずじゃなかった、、、」と転職したことを後悔する事態が起きてしまいます。
退職の3〜6カ月前から転職活動始めましょう
公務員を退職するなら、退職時から逆算して計画的に転職活動を進めることが大切です。
今回の記事では、転職活動の開始時期を「退職の3〜6カ月前をおすすめしている理由」を3つ挙げました。
1) 自己分析やキャリアの見直し、スキル習得などにじっくり時間を費やせる
2) 転職活動開始が早すぎるとよくない
3) 転職活動開始が遅すぎるとよくない
転職活動は想像以上に気力や体力を使いますので個人的には半年ぐらいかけて行うのが良いかなと思います。
私が転職活動時に実際に使ってみて良かった本と転職サービスを下記に載せておきます。
実際に購入して良かった転職に関する本
民間転職に利用必須の転職サービス
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公務員から民間企業への転職を本気で考えているなら、転職エージェントの利用は欠かせません。
私自身も転職エージェントを利用して、無事に転職成功できました。真剣に活動したい人は利用していきましょう。
公務員が転職エージェントを使う際のメリットや注意点などについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
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参考公務員から確実に転職するなら転職エージェント複数登録が必須なわけ
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