公務員から民間への転職は大きな決断でありその分不安も大きいですよね。
はじめにお伝えしたいのは確実に転職するなら転職エージェントの複数登録は必須ということです。
今回の記事ではなぜ公務員から民間への転職でエージェントを利用すべきなのか、複数登録のメリットは何か、について解説していきます!
この記事でわかること
- 公務員から民間へ行くなら転職エージェントに登録すべきわけ
- 公務員に転職エージェントの複数登録が必須なわけ
☑️ この記事を書いている人
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前提として:公務員の転職活動は退職時からの逆算が大切
公務員の場合は「辞める時期」をはっきりさせることでスムーズな退職手続きが可能になります。
なぜなら公務員の人事配置は柔軟ではないからです。
ポイント
公務員の場合、年がら年中採用活動や人員配置を行えるわけではないので年度変わりの異動の時期が一番退職しやすい(退職交渉しやすい)
年度いっぱいでの退職がスムーズですが、もちろん状況によってすぐに退職しなければいけないケースなどもあるとは思います。
とはいえ可能であれば年度いっぱいでの退職の方が円満退職になりやすいです。
人事異動も年度代わりの4月に行われることが多いですからね。››
退職の6カ月前をおすすめしているのには次の3つの理由があります。
1) 自己分析やキャリアの見直し、スキル習得などにじっくり時間を費やせる
2) 転職活動開始が早すぎても遅すぎてもよくないため
3) 退職を伝える時期と内定後採用までの期間がちょうど良いため
ただし退職したい理由によっては円満退職をせずにすぐに転職をしたいという場合もあると思います。
公務員の転職活動はいつから始めるべき?と悩んでいる方は詳しく解説した記事があるのでこちらも読んでみてください!
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参考いつから始めるべき?公務員から民間へ転職する方法を元公務員が徹底解説!
続きを見る
転職エージェントの複数登録が必須になるわけとは?
利用すべき3つの理由
1)公務員から民間への転職は簡単ではない
2)転職活動に係る時間や労力を少なくできる
3)無料で利用でき職場にもバレない
1)公務員から民間への転職は簡単ではない
転職の難易度的に言えば、異なる業界、未経験での職種への転職が一番難しいです。
そして、公務員から民間への転職は基本的に異業界・異職種への転職なります。
公務員の仕事柄、民間へ転職してもすぐに活躍できるようなスキルや経験を持っていてすぐにバリバリ活躍できる人はそこまで多くはないです。
そして転職市場では基本的に即戦力採用になりますので、前職での経験が活かしづらく未経験での転職になると転職の難易度は高くなってしまいます。
そのため転職のプロである転職エージェントを上手く利用することで転職成功の確率を上げていく戦略は不可欠となります。
たとえば次のようなサービスは転職活動で内定獲得を得るために有効です。
有効なサービス
最新の転職市場の動向などの情報を教えてもらう
履歴書や職務経歴書の添削
面接指導や対策
非公開求人を紹介してもらう etc...
また内定獲得後の年収などの条件面の交渉も転職エージェントが間に入って交渉してくれるのはかなりありがたいです。
実際に私も年収の交渉をしてもらえたおかげで数十万円金額がアップすることができました。
2)転職活動に係る時間や労力を少なくできる
転職活動を始めてみると実感しますがとにかく時間や労力が半端なくかかるということです。
転職活動では自己分析から企業分析に履歴書・職務経歴書作成にエントリーやらメールのやり取り面接対策、、、とにかくやることが多いです。
そして多くの人はそれらを仕事終わりの疲れた平日や休日を使って進めていく必要があるのです。
ただ、私もそうでしたが一人でこれらをちゃんとこなすのは結構至難の技です。
そのため転職エージェントを利用することでできる限り転職活動の時間と労力を抑えていくことが欠かせないのです。
ポイント
転職エージェントを利用することで、時間と労力を抑えてかつポイントを絞った転職活動を進められる
一人で転職活動を進めると、特に初めての転職活動の場合は的外れな対策をしがちです。
注意ポイント
履歴書や職務経歴書の記載の仕方が間違っている
企業分析がネットの情報だけ
面接対策が自己流で不十分 etc...
間違ったやり方や自己流で対策することは結果的に内定獲得から遠ざかってしまう原因にもなります。
企業との連絡や面接の日程調整などを間で取り持ってくれるのも大きなメリットの一つです。
自分だけでエントリーを進めたり担当者と直接日程調整などを組むのは意外と骨が折れますからね。
特に平日仕事の公務員だと細かな日程や時間の調整はかなり面倒ですからね ...
3)無料で利用でき職場にもバレない
転職エージェントは何と言っても無料で利用できるのが大きなメリットです。
転職エージェントの仕組みとしては、
ビジネスモデル
求職者と企業を仲介して採用が上手くいけば企業から成果報酬を得られる
企業にとって人材採用は重要な経営戦略に位置付けられています。
そのため採用企業はエージェントにお金を出してでも良い人材を集めたいと思うのですね。
もしあなたが転職活動をしていても、自分から言わない限り転職活動が職場にバレることはありません。
実際に私も転職活動中はヒヤヒヤしていましたが同僚に退職を伝えた時は「全くわからなかったよ!」と言われました。
もちろん転職エージェント側が情報を漏らすことはないので(そうだと大問題になるので)その点も問題ないです。
ポイント
自分から言わない限り職場に転職活動がバレることは0に近い
転職エージェントを複数登録すべき理由とは?
転職エージェントの複数登録が必須な理由は2つあります。
複数登録必須な理由
1)各社によって得意な業界や分野、ノウハウが異なる
2)担当キャリアアドバイザーのハズレを回避・比較しやすくなる
1)各社によって得意な業界や分野、ノウハウが異なる
転職エージェントといっても、企業がサービスを運営しているケースだけでなく個人でエージェントをしている人もいます。
また企業といっても超大手企業が運営している場合もあればベンチャー企業のような小規模精鋭で運営されている場合もあるのです。
転職エージェントは大きく分けると総合型と特化型に分類できます。
総合型の特徴
様々な業界や分野に関する求人を幅広く紹介している
特化型の特徴
業界や分野、職種や地域に特化した転職支援を行っている
どちらが絶対にいいということはありませんが、未経験からの転職であれば総合型の転職エージェントは外せないです。
理由はシンプルで未経験からの転職は難易度が高いので紹介できる求人数は多い方が良いからです。
専門特化型になると特定職種への転職に限られるので未経験者がOKな求人が多くないのです。
ただ全ての専門特化型の転職支援サービスが未経験者に厳しいわけではないので、どんなサービスの特徴があるのかをしっかり調べるのがとても重要です。
たとえば未経験からITエンジニアを目指したい人に特化した就職支援を行っているサービスもあります。
気になる方は以前こちらに詳しく解説した記事がありますのでチェックしてみてください。
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参考20代のうちにITエンジニアになるのはアリ?キャリアに自信がない未経験でも就職できるための方法を紹介
続きを見る
2)担当キャリアアドバイザーのハズレを回避・比較しやすくなる
転職エージェントを複数登録するメリットで大きいのが担当のハズレを回避・比較できることです。
転職エージェントに登録すると、自分の転職支援を行ってくれる担当キャリアアドバイザーが付いてくれます。
とはいえ転職のプロといっても、残念ながらあまり転職支援が上手ではなかったり自分との相性が良くない場合は少なくありません。
初めての転職で怖いのが、もしハズレを引いてしまっても「まあこんなものなのかな〜?」と思ってしまうことです。
ハズレを引くとありがち
担当の人がまともな転職支援を全然してくれない
自分と相性が合わずコミュニケーションが取れない
希望していない嫌な求人ばかり押し付けてくる etc...
企業側の成果報酬で成り立つビジネスモデルなので致し方ない部分もありますが、とはいえ自分の転職にマイナスに働くようなことは避けたいですからね。
私自身も実際に利用した転職エージェントの担当者と相性が合わず、結局理由を説明して担当の人を変えてもらったこともありました。
転職エージェントを利用する時に注意すべきこと
転職エージェントは転職活動をスムーズに進めるために非常にメリットの大きいサービスです。
しかしその一方でしっかりと理解せずに利用していると「転職活動で失敗してしまった...」と後から後悔してしまうことが起こります。
これから転職エージェントを利用する人には注意してほしいポイントをいくつかまとめました。
それらのポイントを理解した上で、自分にとってプラスになる転職を目指してほしいと思います。
ここに注意
1)転職エージェントを過度に信用しすぎない
2)転職エージェントに登録し過ぎると逆に転職活動が大変になる
注意点1:転職エージェントを過度に信用しすぎない
転職エージェントは転職活動においてメリットの大きいサービスですが過度に信用し過ぎるのはあまり良くありません。
注意ポイント
☑️自分の希望に合わない内定が出やすい求人ばかり勧めてくる
☑️転職することが目的になってしまう
転職エージェントの多くは良心的に転職希望者の支援を行ってくれます。
しかし中には自分の成果を挙げるために希望に沿わない求人ばかり紹介してくるエージェントも少なからず存在します。
もちろん希望する条件があまりに現実離れしていれば話は別ですが、そうでない場合は注意が必要です。
転職エージェント任せにし過ぎずに「この人は自分の希望に沿った求人を紹介しようとしてくれているのか?」と自問することが大切です。
それからもう一つ、転職エージェントを過度に信用し過ぎると転職することが目的になってしまうので注意が必要になります。
転職活動では内定獲得のためにどのように対策や工夫をしていくかが重要になります。
履歴書や職務経歴書の効果的な書き方、面接対策などなど...
しかし多くの人にとって最も重要なことは転職をして何を実現するか、していくかです。
転職活動では内定獲得が重要ですがそれはゴールではありません。
転職活動を進めるうちに「よくよく考えてみたら転職しなくても良かった」と気づくこともあります。
まともな転職エージェントであれば、転職希望者の将来のキャリアパスを親身になって考えてくれます。
しかしそのあなたのキャリアに責任までは負ってくれません。
転職エージェントというビジネスモデル的に転職を勧めてくるのは致し方ないのです。
注意2:転職エージェントに登録し過ぎると逆に転職活動が大変になる
転職活動に有用な転職エージェントも3社以上登録するとむしろ活動が大変にさえなってしまいます。
転職エージェントに登録し過ぎてしまうと、
注意ポイント
複数の担当キャリアアドバイザーとのやり取りが負担になる
同じ求人にダブって応募してしまう危険が起こる
転職活動では担当のキャリアアドバイザーとのやり取りが不可欠です。
しかし転職エージェントに登録し過ぎるとシンプルにやり取りに時間と手間が取られて転職活動が大変になります。
そしてもう一つ危険なのが同じ求人に応募してしまうことです。
未経験からの転職活動はそんなに甘くないので多くの求人に応募することになります。
しかし忙しくなるうちに間違って同じ求人に別のエージェント経由で応募してしてしまったということが起こる可能性があります。
これは採用する企業側としては印象が良くないです。
もしそこが希望していたところであればせっかくの応募が無駄になってしまうのでもったいないですよね。
転職エージェントの複数登録のメリットを受けつつ、転職活動の手間と時間を考えると最終的に2〜3社に絞れると良いと思います。
ここまでの話を少しまとめると、転職活動で転職エージェントを利用する際は
ポイント
☑️あくまでも一つの意見として聞くこと(絶対正しいということはない)
☑️自分にとって良い転職になるのかをしっかりと考えながら転職活動をする
☑️転職エージェントに複数登録しても最終的には2社くらいに絞る
この辺りを念頭において、自分にとって良い転職になるように利用していくことが大切です!
転職活動を始める公務員におすすめな転職エージェントとは?
私自身も実際に公務員から民間に転職した際は紹介できる求人数も多い総合型の転職エージェントを利用して転職しました。
個人的に利用して良かった点はこちらです。
利用してよかった点
・公務員から民間への就職の実現可能性について実態を知ることができた
・キャリア相談を通じてキャリアの方向性について深く考えることができた
・自己分析を通して自分の価値観を明確にすることができた
・履歴書や職務経歴書の作成を通じて自分のキャリアや強み、弱いところを明確にできた
・転職市場や業界の情報について知ることができた
もし仮に私が公務員を続ける決断をしていたとしても、転職活動をしたことで客観的な判断材料を得られていたのは選択にとってプラスに働いていたと思います。
利用したい転職エージェント、転職サイト
はじめての転職活動ならまず登録すべき業界大手の転職エージェントです。業界大手だけあって求人数の多さだけでなく、ノウハウを活かした手厚い転職サポートを受けられるのが魅力です。
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\内定を勝ち取るならココ/