インターネットの拡大やスマホの普及などによって重要性が高まってきたWebマーケティングですが、改まって考えるとどういうものか分からないという人も多いと思います。
Webマーケティングはマーケターだけではなく、個人で副業を始めたり会社でWebを使って仕事をする人にとっても必ず知っておくべきものの一つです。
そこで今回の記事ではWebマーケティングとは何か、具体的にどんなことをするのか、どうすれば仕事にできるのかなど基本的なところを解説していきます!
この記事を読むと分かること
- Webマーケティングとは何かが分かる
- Webマーケティングでどんなことをするのかが分かる
- Webマーケティングを仕事にするための方法が分かる
☑️ この記事を書いている人
Webマーケティングとは?
Webマーケティングをざっくりいうと
「Webを通じてお客さんに商品やサービスを知ってもらったり実際に購入してもらうために行われるマーケティング」のことです。
Webサイトやアプリ、SNSやメールなどインターネットを利用して自社やクライアント企業の認知度向上や売上拡大、ブランドイメージの構築など様々なマーケティング活動を行います。
たとえばある化粧品のECサイトを例にして考えてみましょう。
Web上での達成したい成果の例としては、
Web上の成果例
- ECサイトへの訪問人数を増やす
- 新規訪問者を増やす
- リピーターを増やす
- 商品へのレビュー件数を増やす
- ECサイト内でのショッピング回数を増やす
- ECサイト経由での売り上げを伸ばす
- メルマガ登録者を増やす etc...
そのために行う対策としては
Web施策例
- 商品ページを検索エンジンに上位表示させる
- 商品ページ内のコンテンツを充実させる
- 商品画像を魅力的なものにする
- 購入したいと思ってもらえるようなキャッチコピーを考える
- ECサイトで欲しいものがすぐ見つかるようにサイト設計をする
- 検索広告などによりサイトへの流入を促進する
- 一度サイトに訪れたユーザーを対象に広告を表示する etc...
Webマーケティングの重要性が高まっているわけ
スマホやPCを使って行う活動にはこんなものがありますよね。
チェックリスト
- Googleなどで調べ物をする
- ECサイトで商品を閲覧したり購入する
- SNSで投稿したり他の人の投稿にいいねをする
- ニュースサイトを見る
- 音楽を聴く
- YouTubeなどで動画を観る
- LINEなどでやりとりする etc...
数え上げればキリがないですね。
このように人々の生活に不可欠となったWebにおけるマーケティング、すなわちWebマーケティングを行うことは企業が事業で成果を上げていくためにはもはや不可欠となっているのです。
今やお店に行かなくても商品やサービスを宣伝したり、実際に購入してもらうことができます。
では何もしなくてもただWebサイトだけ作っておけばいいのかというとそれはNGです。
Web上ではお店のような丁寧で熱心な接客ができないからです。
つまりお客さんに動いてもらうことでやっとモノが売れるのです。
そのため「どうすれば来て欲しいお客さんが集まるか」「どうすれば商品やサービスをウェブ上で購入してくれるのか」などをしっかり戦略的に考えることが不可欠です。
Webマーケティングって具体的に何をするの?
先ほど化粧品のECサイトの例を参考として取り上げましたが、一般的にWebマーケティング施策には下記のようなものが例としてあります。
Webマーケティング施策
SEO、LPO、Web広告、SNSマーケティング、アクセス解析、メールマーケティング など
広く捉えればマーケティングですが、その中でも主にWeb上でのマーケティング施策を行います。
SEO
SEOとは「Search Engine Optimization 」の略で「検索エンジン最適化」です。
Googleなどの検索エンジンで自社サイトが上位に表示されるために行われる対策のことです。
今やインターネットで検索しない人はいないほどですので検索結果で上位に表示されればアクセス増が期待できますよね。
サイトへの流入が増えればそこから商品やサービスの購入につなげられるなど、Webマーケティングでもよく対策されているものの一つです。
お客さんを集めるためには
「どんなお客さんを集めるか」「どんなキーワードを選定するか」「どんなコンテンツにするか」
などを考えてWebサイトを作ったりコンテンツを更新したりします。
LPO
LPOとは「Landing Page Optimization」の略で「ランディングページ最適化」です。
サイト訪問だけ増えてもそれが商品やサービスの購入、お問い合わせや資料請求などのアクションにつながらなければ意味がありません。
そのためアクセスを集めた後の「ランディングページ最適化」の対策はとても重要になります。
せっかくサイトに訪問したのに「検索結果で期待したものと違う」「サイトの導線が分かりづらい」ということではサイトからの離脱も増えて成果につながらないですからね。
そのためユーザーの検索意図を満たしてニーズに沿ったページを作ることで商品やサービス購入などを促す施策が重要になるのです。
Web広告
Web広告とはその名のとおり、Web上に掲載される広告のことです。
Web広告はとても身近なものになっています。
たとえばみなさんが検索エンジンで何かを検索したりWebサイトの画面上に「AD」とか「広告」と表示されたものを見たことがあると思います。
今や世界中の多くの人がインターネットにアクセスしているので検索結果やWebサイトに限らず様々な媒体で盛んに掲載されています。
そのためWeb広告はWebマーケティングでも不可欠な手法となっています。
Web広告にはたくさん種類がありますが参考までによく使われるものをいくつか載せておきます。
Web広告の種類
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- アドネットワーク広告
- DSP広告
- 純広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
- 動画広告
- ネイティブ広告 etc...
SNSマーケティング
企業や個人が売上向上や認知度拡大などの各種マーケティング施策を成功させる上でSNS運用は不可欠なマーケティング手法になります。
SNSの種類も豊富になってきており、たとえば
TwitterやFacebook、InstagramやYouTube、TikTokなどは世界的にもユーザー数が多いです。
メリットとしては次のようなものがあります。
メリット
☑️ フォロワーが多いと拡散してもらえる
☑️ 新しい情報をリアルタイムに発信できる
☑️ ユーザーと直接コミュニケーションが取りやすい
☑️ SNS経由で商品やサービスを購入してもらえる
☑️ 企業のブランドなどを気軽に知ってもらえる etc...
SNSはあくまでもコミュニケーションツールでありゴリゴリにセールスを行うのは望ましくありません。
しかし商品やサービスに興味を持ってもらい、そこからさらに拡散してもらうことで認知度を拡大する、などの施策に向いています。
アクセス解析
アクセス解析とは簡単にいうと
Webサイトに訪れたユーザーの行動やユーザー属性などを分析することで商品やサービス購入などの成果につなげることです。
Webサイトの良いところの一つはWeb上のユーザー行動などを数値で得られるところです。
たとえば次のようなデータを得ることが可能です。
チェックリスト
- その期間サイトに何人訪問しているか
- どこからユーザーが訪問しているのか
- ユーザーはサイトページを一度に何ページ閲覧しているか
- どのようなユーザーが訪問しているのか
- どのくらいサイトに滞在しているのか
- どのページを閲覧しているのか
- どのページで離脱しているのか
- スマホやPCなどの端末ごとのデータ etc...
このようなデータを得ることでサイトの課題を見つけることができます。
課題が見つかればサイト設計の見直しやサイト内の導線変更、コンテンツの内容変更などの改善策を講じていきます。
アクセス解析ツールは色々種類がありますが、Googleが提供している無料のGoogleAnalyticsというツールを使う人が多いです。ちなみに私もGoogleAnalyticsを使っています。
メール
メールを使ったマーケティングはスマホが登場する以前からも行われていましたが、現在でもBtoBだけでなくBtoCにおいても重要なマーケティング手法の一つです。
メールマーケティング手法の一つに「メルマガ」というものがあります。
よくECサイトなどでメルマガ登録をすると定期的に商品やサービスに関するお得情報などやクーポンなどが配布されますよね。
メルマガ以外にはユーザー属性に基づいて個別にメールの内容を分けて送信することなどをメールマーケティングでは行っています。
メールマーケティングの主な種類は以下のようになります。
種類
- ステップメール
- メルマガ
- リターゲティングメール
- ターゲティングメール etc...
Webマーケティングを仕事にするには?
この疑問についても回答していきます!
Webマーケティングを仕事にするためには大きく2つの方法があります。
仕事にするには
1 企業に就職してWebマーケターになる
2 企業に属さずフリーランスのWebマーケターになる
Webマーケティングを仕事にしている人をWebマーケターと呼んだりします。
ちなみにWebマーケターになるのに特別な資格などは必要ありません。
1 企業に就職してWebマーケターになる
Webマーケターとして就職する場合にはさらに2つの選択肢があります。
☑️ Webマーケティング会社に就職する
☑️ 事業会社のWebマーケティングを行う部署に就職する
就職する場合でもWebマーケティングを専門に行っている会社もあれば事業会社のマーケ部署に配属されて仕事をするパターンもあります。
簡単にそれぞれの特徴についても載せておきます。
Webマーケ会社
- 専門ノウハウが集まる
- 様々な案件に携われる
- 未経験でも就職しやすい
事業会社
- 経営戦略立案などの上流工程で働くことを目指せる
- 一つの事業に深く携われる
ちなみに私の場合は事業会社のWebマーケター職での採用でした。
理由としてははじめのうちはWebマーケティングの実行部隊として経験を積んでいき、将来的には戦略立案などの上流工程の業務にも携わってみたかったからです。
私は公務員から未経験でWebマーケターに転職を成功させましたが未経験からWebマーケターになるにはいくつか押さえておくべきポイントがあります。
下記の記事ではそのあたりについて体験談ももとに詳しく解説しています。
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未経験からでも地方のwebマーケターになれる?|内定もらうための転職活動について解説【体験談あり】
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2 企業に属さずフリーランスのWebマーケターになる
企業に属さずにフリーランスのWebマーケターとして活躍されている人もたくさんいます。
稼げるWebマーケターになれば年収1,000万円を超えてくるのも普通なくらいです。
自分がどの分野のWebマーケターとして活躍するのか、どの工程に携わるのかによって年収や業務内容も多岐にわたりますが、
「ガツガツ働いて稼ぎたい!」という熱意の高い方にはおすすめです。
メリットとデメリットを載せておきますのでぜひ参考にしてみてください。
メリット
☑️ とにかく年収を上げたい人に向いている
☑️ どのように働くのかを自分で決められる
☑️ 成長スピードが早くなる
デメリット
☑️ 仕事で成果が出せないと生活に直接影響する
☑️ 自己管理が苦手だと厳しい
ブログは時間や場所に捉われず、しかもコスパがよくて面白いので控えめにいって最強だと思います!
ブログを育てれば資産にもなりますし、稼いでいない期間でも読書などで学んだことに対するアウトプットにもなります。
もし興味のある方は下記に詳細な記事も載せておきますのでこの機会にチェックしてみてください。(公務員じゃない人にも参考になるような記事になっています。)
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公務員がブログをするメリットとは?注意点もあります【元公務員が解説】
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Webマーケティングスキルは現代においてもはや必須スキル
この記事では特に初心者に向けてWebマーケティングとは何かについて解説してきました。
実はWebマーケティングスキルはWebマーケターだけに役立つものではありません。
Webマーケティングのスキルは実生活のあらゆる場面に活かすことが可能です。
たとえば
チェックリスト
- 仕事で成果を達成するとき
- 就職や転職で自己アピールをするとき
- 自分で副業など事業に取り組むとき etc...
テクノロジーが進歩して日々のビジネスの中でWebに携わる業務が重要度を増してくればくるほどWeb系職種の人材的な需要は高まります。
Webでマーケティングを行わない企業はなく、さらに今後も人材が求められることでしょう。
私は公務員からWebマーケターに転職して良かったと思っています。
実際に転職する際に下記のサービスにはお世話になったので、もし転職も視野に入れている方のために良かったものをいくつか載せておきます。
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