今回の記事ではこのような疑問にお答えしていきます!
はじめにお伝えしたい大切なこととして
これから公務員になりたい人には知っておくべき3つの真実というものがあります。
この真実を知らないと、実際に公務員になってから
「本当はこうじゃなかったのに、、、」「やっぱり公務員にならなければ良かった、、、」
という具合に公務員になったあとから後悔してしまう原因にもなりかねません。
そこで本記事では、公務員になりたい人が知っておくべき3つの真実を取り上げ、後悔しない職業選択をするためのヒントを実体験にも基づいて解説していきます!
もしこれから公務員になろうか迷っている人がいればこの記事を読んで
「自分は公務員になるのが良いのか?」の参考にしてみてください。
この記事を読むと分かること
- 公務員になる前に知っておきたい3つの真実が分かる
- 公務員になりたいなら押さえておくべきポイントが分かる
- 自分が公務員になると後悔する or 後悔しないかが分かる
☑️ この記事を書いている人
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公務員になって後悔しないために知っておくべき3つの真実とは?
これから公務員になって後悔しないために知っておくべき3つの真実は次のものです。
3つの真実
公務員は安定ではない
クレーム対応は想像よりも厳しい
公務員であることに割り切れるかが重要
公務員は人気な職業の一つとして毎年就職先ランキングでも上位に位置することが多いです。
これから公務員を目指す人が持っているイメージといえば次のものがよくありますよね。
公務員になると
・周囲からうらやましいと言われる
・将来安泰である
・残業もなくホワイトな職場
・国民からも感謝される etc...
しかしせっかく目標にしていた公務員になったのに実際にフタを開けてみたら
期待とは異なることが多く公務員になったことに後悔ばかりしてしまうという話は少なくありません。
職業選択における後悔の多くは情報収集不足によるところが大きいです。
しかし逆をいえば事前に知っておくだけでも公務員になったあとの後悔は減らすことができます。
それにもし自分が公務員を目指すべきではないと分かれば転職のミスマッチ(新卒就職も同様)を事前に回避することができます。
公務員になったことの後悔や転職のミスマッチを事前に防ぐには情報収集がとても大切です。
そのため以降では先ほどあげた知っておきたい3つの真実についてより詳しく取り上げていきます。
知っておきたい真実1:公務員は安定ではない
安定の代名詞と呼ばれるほど、「公務員 = 安定」 のイメージは強いですよね。
公務員がどんな仕事をしているのかを知らなくても「なんとなく安定してそう」というイメージは少なからず多くの人が持っているかと思います。
わたしも公務員であったので分かりますが、確かに親戚や友人知人から
「公務員なら将来安泰だね」「安定しているよね」と言われることは多かったです。
そう言われる理由は主に次のようなものがあります。
安定と言われるわけ
- クビにならない
- 年功序列で出世できる
- 福利厚生が充実している
- 社会的な信用が高い etc...
しかし「安定」の意味を考えていくと 公務員 = 安定 と断定するのには「待った!」をかける必要が出てきます。
そのように言えるのには次の3つのリスクが大きく関わっています。
3つのリスク
将来的に雇用がなくなるリスク
年功序列がなくなっていくリスク
稼ぐ力が身に付かないリスク
この3つのリスクについてきちんと考えることで
「公務員という職業がほんとうに安定しているのか」を再検討することができるのです。
もしこの3つのリスクを考えないで公務員になろうとしているなら
公務員になった後に後悔する可能性が高いです。
将来的に雇用がなくなるリスク
雇用がなくなるとは端的にいうと 公務員が不要になっていく ということです。
雇用がなくなるリスクとしては主に2つあります。
雇用がなくなるリスク
☑️ AIなどのテクノロジーに代替される
☑️ 財政難や改革によって公務員数が減らされる
公務員は人間ですので当然税金から人件費が支払われますし、業務上のケアレスミスも起こします。
さらに公務員の個々の能力も画一ではなく、一人一人の貢献度や能力にはムラがあります。
しかしテクノロジーが発達している現代さらには今後の未来には
より効率的で生産性も高く24時間フル稼働しても労働基準法に抵触しないAIなどの存在は間違いなく脅威となり得ます。
この事実から導かれる、今後特に注意が必要な公務員とは
自分の仕事で成果を出せていない公務員 ということになります。
先ほども伝えたとおり、今後は人間でしかできない仕事の重要性が増してきます。
一方で事務作業などはAIなどのテクノロジーが得意とするところなのでどんどん代替が進んでいくことが予測されます。
もし「それなりにそつなく仕事して安定して給料もらえるなら公務員になろうかな」
という風に考えている人がいれば、雇用がなくなるリスクについて深く考えた方が良いでしょう。
もう一つのリスクは自治体の財政難や改革による公務員の削減リスクです。
ご存知の方も多いかと思いますが、地方自治体の多くが財政的に厳しい状況に置かれています。
地方が厳しいわけ
☑️ 人口減少
☑️ 過疎化
これらは税収の低下にも直結してしてきます。
税収が減ってくれば当然公務員の人件費も見直されていくでしょう。
そうなればすぐにクビになることはなくても将来的にも絶対安泰かと言われればYESとは言えないう状況であることは想像に難くありません。
年功序列がなくなっていくリスク
年功序列といえば終身雇用制度が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
会社が従業員の雇用を安定的に保証する代わりに、定年まで勤め上げてもらうことを約束させるのが終身雇用制度です。
終身雇用制度の良い点として、年齢が上がっていくとともに役職と給料が上がっていくという仕組みがあります。
しかし、日本経済の低迷などにより日本の大企業でさえ終身雇用制度を維持できなくなっているのは悲しくも事実です。
業界によっては新型コロナウイルスの影響もあり大量のリストラや希望退職の募集、最悪の場合倒産するなどの事案が多くなってきています。
とはいえしばらくは年功序列で進んでいくとは思います。
しかしこれから公務員になる人が生涯に渡る年功序列を期待しすぎるのは少し「待った!」をかけた方が良いと思います。
稼ぐ力が身に付かないリスク
終身雇用が崩壊していけば個人で稼いでいく力がより重要になっていきます。
たとえば自分で副業ブログやYouTube、SNS発信を始めたりWebデザインのスキルを持って製作を受注したりなどです。
個人で稼いでいける力があることのメリットは大きく3つです。
メリット
☑️ 会社がなくなっても収入が途切れない
☑️ 市場価値が高まるので食いっぱぐれない
☑️ キャリアや人生における選択肢を多く持つことができる
会社の給料以外にも個人での事業所得があれば収入源の分散化ができます(これはリスク分散になります。)
さらに個人でも稼げる人材というのは「市場価値の高い人材」であるため転職や独立もしやすいです。
そして個人的に重要なメリットが3つ目の「キャリアや人生における選択肢を多く持つことができる」という点です。
会社に依存しなくても生きていける状態になれば
☑️ 働く時間を選べるようになる
☑️ 働く場所を選べるようになる
☑️ 一緒に働く人を選べるようになる etc...
とにかく自分のキャリアや人生におけるメリットが多くなるので
「もはや副業やらない理由がない!」のです。
公務員の場合は大きな壁が立ちはだかります。
それは公務員には副業禁止規定が存在するということです。
国家公務員法と地方公務員法を見てもらえると分かりますが、個人でガツガツ稼いでいくことはできないことになっているのです。
個人で稼いでいくには、通常であればいきなり独立するのではなく副業から始めて徐々にスキルなどを上達させていくのが良いです。
しかし公務員の場合は「副業から始めて徐々にスキルアップ」ができないのです。
さらに業務内容も営利を目的としたものではないので稼ぐための経験を得るのも難しいです。
ここに注意
公務員の場合、個人で稼ぐ能力を副業から身につけるのが厳しい
本業の仕事も営利を目的としていない
本当の安定とは?
これに関する答えはシンプルです。
本当の安定とは
環境に左右されずに自分で生きていける力
たとえば 万が一会社が倒産して雇用がなくなった場合でも「稼ぐ力」があれば生きていけます。
もし自分自身の力で収入を作り出すことができなければ
会社の存亡 = 自分の収入のリスク となってしまうのです。
いつでも収入を生み出せる力を持っていれば大きくリスクを回避することができます。
一方で公務員は終身雇用が崩壊した社会の中でこれまでどおりずっと「安定」でしょうか。
少なくともAIなどのテクノロジーに代替させるような業務しかできない公務員は淘汰されていきそうですよね。
数年後とはいかなくても長い目で見ていけば公務員といえども「安定」の手のひら返しが起こらないとは言えません。
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知っておきたい真実2:クレーム対応は想像よりも厳しい
公務員になろうと思うなら知っておきたい真実2つ目はクレーム対応の厳しさです。
公務員へのクレーム対応の厳しさは世間的にもイメージがあるかもしれませんね。
たとえば次のようなものはよくあります。
よくあるクレーム
税金泥棒とののしられる
理不尽な要求をされる
公務員というだけで批判をしてくる etc...
民間にはない公務員独特のクレーム対応
公務員という立場上国民から税金をもらってサービスを提供しています。
一方で法令に基づいて業務を遂行しているのでいくら国民のためであっても何でもかんでも応じることができないのです。
これは逆に引っ越しなどをしない限りお客さんも自治体などを選べないのが難しいところですよね。
メモ
公務員は「お客さん」を選ぶことはできない
公務員のクレーム対応はメンタル病みやすい
これから公務員を目指す人の多くが新人という扱いになるでしょう。
そして公務員の場合は国民と直接関わりを持ちやすい若手職員や窓口職員がクレーム対応することがやはり多いです。
特に新人のうちは業務でわからないことも多く理不尽なことを言われて打ちのめされることも多いです。
私自身もいろいろな背景を持った国民の方々と直接関わってきましたが、クレーム対応の難しさや厳しさを痛感しました。
クレーム対応の大変なところは、対応に慣れたとしても毎回心身ともに疲弊してしまうところです。やはり人間ですからクレームを受けるとつらいですからね。
メンタル病みやすい人
・真面目すぎる性格
・優しずぎる性格
・自分のせいにしすぎる性格
心に傷を負って一度病んでしまうと回復するまでにたくさんの時間がかかります。
どんなに親切に対応したとしてもそれとは関係なしに怒鳴る人は必ずいますし、もとから公務員嫌いという人もいます。
これについてはたくさん例がありますが、たとえば次のようなものですね。
ギリギリライン
・相手が感情的になってまともに話ができない状態
・長時間にわたってクレームを言い続ける
・「お前」「ふざけるな」「いい加減にしろ」などの口調で問い詰めてくる etc...
どの部署に配属されるかによって大きく変わりますが、やはり国民と直接関わる業務を行う際は必ずクレーム対応があります。
「クレームになってしまったのは自分のせいに違いない、、、」
「自分がもっと頑張らないといけない、、、」
このように全てを自責思考で考えてしまう人はメンタル病みやすいので注意が必要です。
原因や改善点を模索するのは良いですが、誰が対応してもクレームを言う人は一定数いますので気にしすぎないのがポイントです。
公務員は基本嫌われ役をやらないといけない
「公務員の仕事は国民に感謝される」というイメージを持っている人は多いですよね。
国民のために仕事をするので国民から感謝される、という感じに。
しかし国民のために仕事をしていたとしても必ずしも感謝されるとは限りません。
むしろ公務員はときに嫌われ役も買わないといけないです。
たとえば次のような業務をするときに嫌われ役になりやすいです。
嫌われやすい業務
・税金などの徴収業務
・国民に対して規制をかける業務
・住民と直接関わる各種サービス業務
・申請に対する審査業務 etc...
これらは国民が安心して暮らせるような社会の実現に不可欠な重要な業務ばかりです。
しかし 国民にとって不可欠な業務 = 感謝される業務 とは限らないのです。
たとえば税金の徴収の仕事は、行政サービスの根幹になる財政確保の面でとても重要です。
一方で税金を徴収される人にとってはあまり心地よいものではないでしょう。
国民にとって不可欠な業務 ≠ 感謝される業務 の典型ですね。
そのような業務をすると心ないことを言われることも多いです。
とはいえどのような業務もしっかり行うのが公務員の務めなので根気強く対応するしかないです。
そのため「公務員は国民のために仕事をしておるから感謝される」というイメージが強い方には少し「待った!」をかけておきたいです。
公務員の中にも「この仕事大事なのに全然感謝されないんだよね。」と思いながら仕事をしている人も少なくありません。
公務員は嫌われ役になって職務に専念しなければいけない場面が多いことは
これから公務員になろうとしている方には知っておいて欲しいです。
公務員のクレーム対応は想像より厳しいので覚悟が必要
最近では公務員の良いイメージだけでなく、厳しいイメージも世間的に認知されてきているところではあります。
「公務員のクレーム対応はきついって事前に聞いたことあるし大丈夫でしょ!」
私も公務員を目指した当時はそのように言っていたものです。
もちろん想像はしていましたが、まさかここまでクレーム対応が多いとは思ってもいませんでしたね。
そのおかけでスルースキルやクレーム対応術を実践的に学ぶこともできましたが、やはり対応後は心身ともに疲れます。(もちろん慣れてもです。)
知っておきたい真実3:公務員であることに割り切れるかが重要
知っておきたい真実3つ目は「公務員であることに割り切れるかが重要」ということです。
公務員として生きていく以上、あなたは働いている間は「公務員であり続ける」ことになります。
これはすなわち公務員でしかいられれないということになります。
実はその答えについてはこの記事ですでに取り上げていました。それは
ここに注意
☑️ 公務員を続けると本当の安定を手にするのは難しい
この記事の初めの方で3つのリスクについて取り上げてました。再喝しますと
3つのリスク
将来的に雇用がなくなるリスク
年功序列がなくなっていくリスク
稼ぐ力が身に付かないリスク
そのうえで「本当の安定」とは次のような意味であると説明しました。
本当の安定とは
環境に左右されずに自分で生きていける力
公務員であり続けることはすなわち「本当の安定」を手に入れることを難しくしていることになります。
先の見えない将来の不安や不透明さ、不確実さに対処していくには
「環境に左右されずに自分で生きていく力」が不可欠です。
もしあなたが「キャリアや人生における選択肢を多く持つことができる」 ことに価値を感じているのなら次のように問いを立ててみてください。
「ほんとうに公務員になりたいのか」
「後悔はしないのか」
「公務員になるメリットとデメリットは何か」
そのうえで公務員を目指すのか、目指さないのかを考えて欲しいです。
私自身公務員になって公務員であることのメリットが存在することも実感しました。
そのため公務員に向いている人、向いていない人が存在するのも知っています。
公務員という働き方に大きな魅力を感じている人もたくさんみてきました。
大切なのは「公務員という働き方が自分の価値観に合っているのか」ということです。
価値観自体に良い悪いはありません。
問題なのは自分の価値観に合わない環境を選んで苦しんでしまうことなのです。
公務員に向いていない人の特徴についてはこちらの記事で詳細に解説してあります。
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参考あなたは当てはまる?公務員に向いていない人の特徴5つ【元公務員が解説】
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あくまでも公務員は数ある職業の一つでしかないです。
「自分には公務員しかない」「周りの友人や知り合い家族がみんな公務員だから」
「安定してそうだから」
このように安易に公務員になってしまうと後悔することになってしまいます。
転職の難易度
民間から公務員になる < 公務員から民間へ行く
実際私自身も公務員3年目の時に転職活動を行いましたが、やはり甘くはないなと痛感しました。(コロナ禍ということもありましたが)
転職が当たり前の時代になったとはいえ、公務員になって1、2年ですぐ転職するつもりならあまりおすすめはしません。
公務員での経験を活かせればいいですがそうでない場合も多いからです。
もし新卒で公務員になるかどうか迷っているのであればこちらの記事で詳細に解説しています。
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後悔のない選択をするために
公務員という働き方は長く勤めるほどそのメリットを実感できるでしょう。
福利厚生が手厚いことやボーナス、退職金などはその例ですね。
私自身は自分の価値観に沿った生き方を実現していきたかったので公務員を退職しました。
公務員になるという選択をするにしても、その選択に後悔をしないようにして欲しいです。
価値観というものはどうしても変わっていくものですのでその時の選択が必ず正しいとは限りません。
しかしその時の選択を「なんとなく」で行うのか、それとも「しっかり検討」するのかで
その後の後悔度合いが大きく異なってくることは間違いありません。
公務員を目指すという方にはこれからの時代の公務員は働き方も変わっていくことが確実なので成果を出せる公務員をぜひ目指してほしいです。
職業選択は難しいからこそじっくり時間と手間を惜しまずにいきましょう!
私は公務員を退職してWebマーケターになりましたが、もし
☑️ Web系の仕事に就いてみたい
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という方はこちらに詳細な記事を載せておきます。
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