今回の記事ではこのような疑問にお答えしていきます!
まず第一に、新卒で公務員になるのがもったいないかどうかは人によります!
「いやいやそんなことくらいわかってるよ!」って声が聞こえそうなのでもう少し具体的に言うと
新卒で公務員になるのがもったいない人には実はいくつかの特徴があるのです。
それを知らずに就職したあとに「やっぱりやめておけば良かった」と後悔することにもなりかねないのです。
実際に私自身新卒で公務員になったあとに民間へ転職することになりましたが、
新卒の段階から民間に行くことをもっと真剣に検討すべきだったなと思っています、、、。
そこで本記事では
新卒で公務員になるのがもったいない人の特徴とその理由を解説し、公務員か民間か迷っている人の判断基準についても取り上げていきます!
この記事を読むとわかること
- 新卒で公務員になるともったいない人の特徴がわかる
- 新卒で公務員になるとどんなことになるかがわかる
- 公務員か民間かで迷った時の判断基準がわかる
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新卒で公務員になるのがもったいない人の特徴4つ
私自身は新卒で公務員になり働いていましたが、その経験から
「新卒で公務員になるのがもったいない」と感じる人の特徴を以下の4つにまとめました。
もったいない人の特徴
1、将来的に個人で稼いでいきたい人
2、公務員になる前から転職する可能性を考えている人
3、自分の将来を自分で決めていきたい人
4、専門スキルを身につけて働きたい人
1、将来的に個人で稼いでいきたい人
最近では副業や複業の推進、資産形成などによる収入の分散化の重要性が次第に増していますよね。
それに伴って個人で稼いでいくことが注目を浴びているところです。
これから新卒で就職しようとしている人に中にも
「働きながら副業をして将来的には個人で稼いでみたい」と思う人は結構多いと思います。
しかし公務員がそれを実現できるかといえば答えはNOです。
なぜそれができないかといえば
ここに注意
・公務員は利益を追求しないので将来個人で稼いでいこうとしている人に役立つ知識や経験が得られにくい
・公務員には稼ぐためのハードルしかない
つまり公務員自体がお金を稼ぐことを目的にしていないということです。
国や国民にとってなくてはならないけどお金にならない仕事こそ公務員の出番です。
警察や消防、自衛隊などはその典型ですね。もちろんこれ以外にも数えたらキリがないです。
しかしそこで得た知識や経験を稼ぐことに直接活かせるかといえば微妙なところです。
もちろんどのような仕事においても活かせる汎用的なスキルが身に付くことはありますが
残念ながら稼いでいくためのノウハウは身に付かないです。
「将来的にはガツガツ稼いでみたいぜ!」っていう人が新卒で一度公務員になってしまうと
民間であれば得られた稼ぐための知識経験が得られなくなるので時間も含めてもったいないのです。
公務員の副業禁止を読み取れる規定は国家公務員法と地方公務員法に記載があります。
一部限定的に承認を得て行えるものもありますが、将来的にもあまり期待はできません。
さらに、公務員には法令遵守のきまりがあるので稼ぐためのハードルしかないのです。
公務員の法令遵守
☑︎ 信用失墜行為の禁止
☑️ 守秘義務
☑️ 職務専念義務
このように公務員は稼いでいくためのハードルが高くなっているため
新卒で公務員になった人と新卒で民間にいった人とではどんどん差が開いていってしまいます。
そのため将来個人で稼いでいくことを視野に入れている人が新卒で公務員になるのは
もったいないのです。
2、公務員になる前から転職する可能性を考えている人
新卒で公務員になるということは、新卒カードを公務員に使うということになります。
新卒カードのすごいところは、新卒であれば様々な大手企業などの優良企業にも採用されるチャンスが存在することです。
これはポテンシャルがあることを見込んで新卒なら育てていこうという企業の考えがあります。
ポイント
新卒カードがあれば未経験でも大手企業や優良企業に挑戦できるチャンスがある
しかしその新卒カードを公務員に使うというのは、
つまり新卒で民間企業へ就職する選択肢(特権)を捨てることと同じです。
もし公務員になる段階ですでに転職の可能性がよぎっているのなら
新卒で公務員になるのはもったいないです。
その理由は実際に転職するときの難易度が公務員と民間では違うからです。
一般的に公務員から民間企業に転職するのと、民間企業から公務員に転職するのとでは前者の方が難しいからです。
難易度:公務員から民間企業 > 民間企業から公務員
そして新卒カードはもう使えないので、民間に転職する場合はよくて第二新卒枠での応募となります。
しかし第二新卒とはいえど中途採用に変わりはないので即戦力の度合いも重要視され、新卒のようにはいかないのです。
ここに注意
新卒カードがないので未経験からの挑戦であれば大手企業や優良企業への転職はかなり厳しい
民間から公務員に転職する場合、実務経験は民間ほど求められません。
なぜなら公務員はゼネラリストを養成するからです。
ゼネラリストとは
幅広い広範な知識・技能を併せ持ち課題の解決に取り組む人
しかし民間の場合は総合職採用でもない限り即戦力採用のため実務経験の有無が転職の難易度に直結してきます。
そして残念なことに公務員から民間へ転職する場合は多くの場合未経験での転職になってしまいます。
即戦力の人材が求められる市場において未経験者の転職難易度は激ムズになります。
ここでの話を少しまとめておきましょう。
節のまとめ
日本の就活において新卒カードはいまだ価値のあるものだが一度しか使えない
転職市場は即戦力採用であり未経験者の転職の難易度は難しくなる
公務員から民間企業への転職は多くの場合未経験での転職になってしまう
3、自分の将来を自分で決めていきたい人
これから就活していく人の中で就職先を決める基準として
「自分の将来を自分で決めていきたい」と思っているなら公務員はおすすめできません。
自分の将来を自分で決めるとは、簡単にいうと
将来どんな家庭環境を持ってどんな場所で暮らしてどんな風に仕事をしていくか
これを自分で決めることができるかということです。
そして公務員にとって「自分の将来を自分で決めること」は難しいのです。
理由は大きく2つあります。
公務員には難しい理由
人事異動が多く辞令には応じなければいけない
公務員を辞めるための実力が身に付きにくい
転居を伴う転勤については、民間だけでなく公務員の場合もあります。
国家公務員や都道府県庁などは基本的に転居を伴う人事異動が数年の単位で行われています。
人によっては北海道から沖縄まで異動になる人も全然います。
「来月から県外へ行ってください。引っ越しもしてください。」と直前に言われることもあり得ます。
重要なことは、自分が人事異動を希望していなくても従う必要があることです。
もし家庭がある人であれば家族一緒に転居するか、単身赴任になるかのどちらかになります。
そうなれば配偶者が仕事を辞めたり友人と離れ離れになったり、子どもも転校させたりなど自分の周りの変化も大きくなるのです。
また転勤ではなく部署異動であっても、公務員はゼネラリストを養成するので
2〜3年で異動が行われ、希望していない部署や嫌な上司がいても異動に応じないといけないのです。
ここに注意
自分が希望をしていなくても人事異動に応じる必要があり、それにより家族などにも影響を与える
問題の本質とは、
公務員を辞めたいと思っても辞めるための実力がつかないので公務員であり続けることになってしまうということです。
民間企業でも人事異動に応じる必要があるには一緒です。
しかし公務員と異なる点は、民間の場合
「抵抗するための実力をつけて転職なり独立」しやすいのです。
すでに業務の実務経験を積んでいて同じ業界の同じ職種に転職するということであれば
転職の難易度はかなり下がります。
また実務経験以外にもプライベートで個人で副業や複業をすることも可能なので
そこで実績を作りながら人事異動に抵抗できるくらいまで実力をつけていくことも可能なのです。
いざという時のために自分で稼いでいける実力をつけておくことが
公務員の場合難しくなってしまうのです。
節のまとめ
人事異動が多く辞令には応じなければいけない
公務員を辞めるための実力が身に付きにくい
→ 将来どうしたいかを選択できるだけの力が身につかない
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参考【将来が不安な大学生へ】不安を力に変えて自分のキャリアを築いていく方法
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4、専門スキルを身につけて働きたい人
最近では副業や複業が注目されていることもあり、専門スキルを身につけて働きたいという人もふえています。
しかし一般行政職の公務員になる場合は専門スキルが身に付きにくいです。
この理由は先ほども取り上げたゼネラリストを養成することからいえます。
公務員は人事異動が2〜3年に一回というハイペースで行われるため
専門スキルが身に付きにくくなってしまうのです。
部署異動も全く関連のない部署になることも全然あります。
むしろその方が多いので新しい業務を覚えて、また異動してを繰り返すことになるのです。
公務員でいる限り人事異動には逆らえないため、
専門スキルを身につけて活躍したいという人は専門職でない限りその希望の実現は難しいです。
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参考あなたは当てはまる?公務員に向いていない人の特徴5つ【元公務員が解説】
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新卒で公務員になるとどうなるの?辞めるのはアリ?
新卒で公務員になるメリット・デメリット
これから新卒で公務員を目指す人が知っておきたいメリットとデメリットを以下にまとめました。
新卒で公務員になると得られるメリット
メリット
・公務員試験の勉強に集中できる
・福利厚生の手厚さの恩恵を受けられる
・新卒でも社会的な信用が得られる
公務員試験の勉強に集中できる
新卒で公務員を目指すならば、公務員試験の勉強時間を確保できるのでメリットが大きいです。
試験内容としては以下のものが一般的です。
筆記試験 小論文などの論述試験 適性検査 個別面接 集団面接 集団討論
これだけの試験科目を対策するにはやはりある程度の時間は必要になります。
もちろん学習の要点を抑えたり公務員試験予備校に通うことである程度効率的に学ぶことができます。
とはいえ公務員試験対策に集中できるのは学生ならではのメリットです!
福利厚生の手厚さの恩恵を受けられる
これは実際に新卒で入庁した後に実感するところですね。
給料のところでは、通勤手当や住宅手当、地域手当などさまざまな手当が支給されます。
また、有給休暇についても取得促進されているところが多いため民間に比べて比較的取得しやすい職場環境が多いです。
毎年2回きちんとボーナスも支給されるため民間に比べて福利厚生面は手厚いのは間違いないです。
新卒でも社会的な信用を得られる
新卒であっても公務員であれば社会的な信用を得られます。
たとえば車のローンの審査やアパートなどの賃貸契約の審査などは通りやすくなります。
それ以外には身内からの評価も高い印象ですね。
子どもになってほしい職業でも公務員は地方国家ともに上位にきていることからもいえます。
特に地方にいくほど「公務員は安定している」というイメージが強いので、親戚などから
喜ばれるケースは多いです。
新卒で公務員になると生じるデメリット
デメリット
・新卒カードがなくなる
・公務員に独特の組織風土に染まっていく
・配属先によってはハズレがある(配属ガチャ)
・転職する時に難易度が上がる
新卒カードがなくなる
新卒で公務員になるということは民間企業への新卒カードがなくなることを意味します。
新卒であれば挑戦できた企業も、公務員になった後に転職しようとすればかなり厳しくなります。
日本の新卒一括採用が無くならない限りはこの傾向は続くと思われるので、
新卒カードをどこに使うかは重要な戦略となりますね。
公務員に独特の組織風土に染まっていく
公務員には民間企業にはない独特の組織風土があります。
新卒から入庁すると、何もかもが初めての経験になるので長く勤めれば勤めるほど
どんどん組織の文化や色に染まっていきます。
これがその組織に定年までいるのであればいいのですが、もし転職したいと思った時は
次に転職する先の組織風土とのギャップがどうなっているかなど、考えることが多くなります。
配属先によってはハズレがある(配属ガチャ)
これは民間も同様ですが、公務員の場合人事異動が多いので必然的にハズレを引く確率が高くなります。
ここでいうハズレは2種類あります。
2種類のハズレ
・配属先の業務内容や職場環境
・配属先の上司や同僚など人間関係
希望が通らないことの方が多いのと、仮に希望の部署に行けたとしても
直属の上司がパワハラ気質であったり、同僚が嫌味をよく言うような人であれば
精神的にもキツくなるのでこればっかりは配属ガチャと言わざるを得ないです。
転職する時に難易度が上がる
これは先ほども取り上げたとおり、公務員になってから「やっぱり転職したい」と思ったら
転職の難易度は基本的に高いです。
もちろん転職ができないわけではないのである程度戦略的に転職活動を進めれば
しっかり内定を勝ち取ることは十分可能です!
とはいえ多くが未経験での転職になるので、転職の難易度は高くなってしまうのです。
新卒で入った公務員をすぐ辞めるのはアリ?
まず前提として、新卒でなった公務員を1年未満など短期で退職するのは基本おすすめしないです。
やはり1年未満での短期離職は次の転職先を確保するに当たって不利になりやすいです。
「ちょっと今の職場や仕事内容が合っていないかも」
ぐらいの違和感であれば1年は続けてみた方がいいと思います。
やはり新卒で社会人になって初めての仕事であれば慣れるまで時間がかかるものです。
1年ぐらい経てばある程度仕事のやり方やスクジュール感、社会人としての振る舞い方などが分かってきます。
しっかり自己分析をできるくらいの判断材料を得るためにも、1〜2年頑張ってみるのは
ありだと思います!
これが前提として、辞めてもいい例外もあります。
たとえば次のような状態です。
辞めてもいい例外
業務量が多く時間外労働が超絶多くて心身が病んでしまうほどの過酷な状態
上司や同僚などからパワハラや執拗な嫌がらせなどを受けていて心身ともに限界な状態
どのような仕事も、自分の健康を著しく害するようであれば間違いなく環境を変えることを
優先すべきだからです。
とはいえ辞めるという選択肢と合わせて休職制度を利用するのもありです。
公務員の休職制度を使えば給料の何割かが一定期間支給され続けるのでどうしても
辛くなってしまう前に、一旦休職をしてじっくり休養するのもありだと思います。
ここでの話をまとめると
この節のまとめ
新卒でなった公務員を1年未満の短期で離職するのはおすすめしない
ただし心身ともに限界にきている場合はまずは休職、その後退職をするのはアリ
公務員か民間か迷った時の判断基準があります
もし迷ったら
公務員か民間かで迷うくらいなら民間にいくべき
これは非常にシンプルな回答になりました。もちろんそう考えるのには
理由がありますので示していきます。
民間に行くべき理由
・新卒カードを公務員で使うメリットがない
・民間から公務員の方が転職しやすい
・民間で実務経験を積む方がリスクヘッジになる
ここでいうリスクヘッジとは、
将来の不確実なリスクや出来事に備えておくことです。
先ほど自分の将来を自分で選択できない例として、公務員が人事異動を拒否できない
ことを取り上げました。
しかし民間企業で働いて、個人で稼いでいけるだけの力がついていれば
自分の希望に沿わない転勤や人事異動に対して抵抗することができます。
さらに、会社が業績悪化でリストラを敢行したり倒産してしまうような将来のリスクに
備えておけば安心できますよね。
公務員の場合それが難しいのですが、民間の場合は本人のやる気次第で可能性があります。
そのためリスクヘッジが取りやすいので迷ったら民間に行くほうが無難というわけなのです!
もし迷うくらいだったら、民間に行くことを私はオススメします!
もし迷ったら
公務員か民間かで迷うくらいなら民間にいくべき
ポイント
☑️ 無料アプリでサクサク就活ができる
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就活だけで人生は決まらないので気負いすぎず準備を進めよう!
この記事では新卒で公務員になるのがもったいない人の特徴とその理由を解説し、公務員か民間か迷っている人の判断基準についても取り上げました。
新卒で公務員になるのがもったいない人の特徴を再喝すると
もったいない人の特徴
・将来的に個人で稼いでいきたい人
・公務員になる前から転職する可能性を考えている人
・自分の将来を自分で決めていきたい人
・専門スキルを身につけて働きたい人
そして公務員か民間かで迷っている場合の判断基準は、次のようにシンプルにまとめました。
もし迷ったら
公務員か民間かで迷うくらいなら民間にいくべき
そのように考える理由は3つありました。
民間に行くべき理由
・新卒カードを公務員で使うメリットがない
・民間から公務員の方が転職しやすい
・民間で実務経験を積む方がリスクヘッジになる
この記事の一番最後に一言だけお伝えしたいことがあります。
それは就活だけで人生は決して決まらないということです。
もし就活で第一希望に行けても行けなかったとしても人生は決まりません。
しかし大切なのは、選択をするための準備をしっかり行い選択したあとは
その選んだ選択肢を満足のいくものにするためにしっかり行動していくことです。
気負いすぎずに頑張っていきましょう!
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