こんな方におすすめ
- ゼネラリストからスペシャリストへキャリアチェンジするか迷っている
- なぜスペシャリスト一択なのか知りたい
- これからの時代どうキャリアをつくっていけばいいか悩んでいる
本記事では、なぜこれからの時代目指すのはスペシャリスト一択なのか、その理由を解説していきます。
この記事を読むことで、なぜこれからの時代はスペシャリストを目指した方が良いのかが分かります。
それでは早速解説していきましょう。
☑️ この記事を書いている人
スペシャリストって何?
大前提として、スペシャリストとは何かについて説明をします。
色々と定義はありますが、ここではスペシャリストを「ある特定の分野において専門的な知識・技能を有しそれらを使って課題解決する専門家」と表します。
分かりやすいのが、弁護士や医者のような存在でしょう。
弁護士は法についての深い知識や理解を有しているだけでなく、それらを使って依頼者の法的な課題を解決しています。医者も同じように、医学の知識や理解、医学的な技能を有し患者の抱える病気を治療することによって課題解決しています。
他にも中華料理などそのジャンルに精通した料理研究家やWEBサービスやアプリ開発を行うエンジニアなどもスペシャリストと言えます。
このように、スペシャリストはある特定の分野における知識や技能によって世の中の課題を解決していく専門家という事が分かりますね。
では次に、スペシャリストを説明する上で欠かせないゼネラリストという言葉についても説明していきます。
ゼネラリストって何?
こちらもスペシャリスト同様、細かい定義はありますが、ここでは「幅広い広範な知識・技能を併せ持ち課題の解決に取り組む人」とします。
分かりやすいのが、企業で行われる総合職採用でしょうか。
専門家というよりは、あらゆる部署で業務経験を積んでいくことで幅広く知識・技能を習得していくことが望ましいとされています。
例えば、入社はじめは営業に配属されて、その次は企画に、その次は人事、その次は、、というようにある特定の分野の知識を深く身に着けるというよりもあらゆる分野の知識や技能を幅広く身に着けることが良しとされています。
逆を言えば、そのような組織では、出世していくためにはあらゆる分野の知識・技能と様々な経験をそこで培っていくことが不可欠であるとも考えられますね。
このように述べると「じゃあ出世に不可欠なゼネラリストでいいじゃん」という答えになりそうですが、これ以降では「なぜスペシャリストを目指すべきなのか」を説明していきます。
それでもスペシャリストを目指すべき理由
その理由は大きく2つあります。
1 これからの時代はスペシャリストの方が需要が高まる
2 転職しやすく、個人で稼ぎやすい
どちらにも言えることは、時代がグローバル化とテクノロジーの進歩によって大きく変化していく中で企業のあり方も大きく変化していることです。
これまでは終身雇用制度のもと、一度入社すればその会社で定年まで勤め上げる雇用形態が一般的で、ゼネラリストはそんな雇用形態にぴったりでした。
なぜなら、様々な部署で幅広い知識や技能、経験を積み重ねていくことで順調に出世していき、最終的にはマネジメント側に立つことが可能となるからです。これはスペシャリストのデメリットとして出世の制限があるからです。
ある特定の分野に精通していることとマネジメントなどの上層で活躍することはイコールではないのです。
しかし、終身雇用が崩壊した時代では、労働者は長寿化する一方で企業自体の寿命の方はどんどん短くなってきているのです。
なぜならグローバル化とテクノロジーの進歩で市場競争がかなり激化しており、特に国内での需要(内需)は人口が減少することでそのパイがどんどん小さくなり、市場ではそのパイをいかに獲得するかで競争激化しているからです。
そのような状況下で果たして企業はこれまでどおりゼネラリストの採用を促進するでしょうか。おそらく企業に利益を生み出してくれる即戦力のスペシャリストベースで人材を確保していくと思われます。
もちろん全員スペシャリストでは組織は成り立たずマネジメントも行えないため、ゼネラリストの活躍の場面が出てくることは間違いなく存在します。
一方でゼネラリストとして企業に利益を生み出し貢献しうる人材であることは簡単ではないでしょう。
幅広い知識や技能だけでなく統率力やマネジメント能力の高さを成果に結びつけ、それを評価として証明するのは職務能力としても容易ではないからです。ましてや市場がレッドオーシャンのようであれば尚更でしょう。
そのような背景もあり、ゼネラリストと比べるとスペシャリストの方が人材としての能力の評価も行いやすいため転職もしやすいのです。
「私は〇〇会社の〇〇です。」というよりも
「私は〇〇の分野における専門的知識・技能と経験をもった〇〇です。」という方がその人の能力がより分かりやすく企業としても即戦力として採用しやすいことが言えます。
その会社独自の知識や技能といった細かな違いはあれど、ある特定の分野における専門的な知識・技能はそのベースが同じであることが多いため、転職で会社を変えたとしても十分生かせる可能性が高いのです。
また、インターネットやSNSの普及によって個人でも稼げるプラットフォーム(WEBサイトやYouTube、TwitterやInstagramなど)が出てきたことで、スペシャリストがより稼ぎやすくなってきていることも注目できます。
ユーザーが抱える悩みや疑問などにスペシャリストとして専門的な解決策を提供できれば個人で稼ぐことも以前ほど難しくはないでしょう。
副業としてだけでなく、場合によっては会社に属さずに個人でビジネスを行うことも可能になります。やはりその根底には、専門性を持つ専門家という権威性の要素も大きいのです。
まとめ
本記事ではこれまで、「なぜこれからの時代はスペシャリストを目指すべきなのか」について説明してきました。
まとめると
これからの時代は長寿化と企業の寿命の短命化が加速していくため、
より市場でスペシャリストの需要が大きくなること
スペシャリストの方が即戦力として求められやすく転職しやすいこと
専門性があるため個人で稼ぎやすいこと
このような背景、理由があるのでスペシャリストを目指していくことをおすすめします。
今後別の記事で具体的にどんなスペシャリストを目指すのが良いのかについて解説できればと思っています。
このブログでは今後も人生や仕事、人間関係や学びに関することなど幅広く情報発信していく予定ですので他の記事についてもよろしくお願いします。それでは!