教員というのはいつの時代も魅力的な職業の一つですよね。
教育学部に限らずに「せっかくだし教員を目指してみようかな」と教職を取る学生もたくさんいます。
とはいえ教職を取ろうとする全員が「私は絶対に教員になるんだっ!」と強いやる気に満ちているわけではありません。むしろ「とりあえず教職取ろうかな」くらいの人も多いです。
そうなると「とりあえず教員免許とっておいた方がいいかな?」と迷っちゃいますよね。
ですがはじめに結論からいうと、
教員に絶対になりたいと思う人以外は、教員免許を取るのはおすすめしません。
いきなり厳しいことを言っている、と思う人もいるかもしれません。
しかし、これは私自身の実体験からもそう思います。
教員免許をとりあえず取るのをおすすめしないのには、もちろん理由がちゃんとあります。
この理由を知っているかいないかで、大学生という貴重な時間を有意義に過ごせるかだけでなく、今後の自分の将来にも大きく影響してきます。
そこで本記事では、前半で教員免許をとりあえず取るのはおすすめしない理由の3つを解説していき、後半では大学生が今やるべきことについても取り上げました。
この記事を読むと分かること
- 教員免許をとりあえず取るのはおすすめしない理由
- 教職を取らない大学生が今やるべきこと
☑️ この記事を書いている人
\業界最安級&文系・未経験でもOK!/
教員免許をとりあえず取るのはおすすめしない3つの理由
おすすめしない理由3つ
・教員にならないなら、使い道がない
・教員免許取得には、とにかく労力がかかる
・「とりあえず」で大学生の貴重な時間と労力を費やすのはもったいない
以下ではさらにこの3つの理由ついて詳しく解説していきます!
理由1:教員にならないなら使い道がない
結局のところ教員免許というのは「教員になって働くために必要なもの」です。
そのため教員にならない人にとっては本来必要のないものといえます。
教員になりたい人であれば教員免許を取るべきです。でも普通に会社員になったり、公務員になる人であれば教員免許は不要です。
教員になる
教員になりたい!→教員免許が必要→大学などで教員免許を取得する→教員採用試験に合格する→教員として勤務する
就職で有利にならないどころか、教職を取っているのに就活をしていれば企業の採用担当者に
「なぜ教員を目指さないの?」「どうして教職を取っているの?」
と質問されるでしょう。
もし明確な回答ができなければむしろ不利になる可能性すらあります。
もちろん企業の採用担当者へ納得のいく回答ができれば、
教職を取ったことで得た知見などをプラスにアピールすることもできるかもしれません。
しかしそういったケースはあまり多くはないです。
注意ポイント
教員免許が就職活動で資格として有利になるわけではない
教育学部が就職に不利にならないわけについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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参考【就活】教育学部は就職に不利にならないわけ【教育学部出身が解説】
続きを見る
教員にならない可能性があり、でも資格としての教員免許に魅力を感じている人には他の資格の取得をおすすめします。
たとえば、簿記 TOEIC 運転免許 などです。これらが良い理由はいくつかあります。
ポイント
実用的である
能力の証明ができる
教員免許よりも取得に時間がかからない
どれも教員免許を取る時間に比べればサクッと取れちゃいますからね。
特にIT系のスキルの需要が高いのは間違いないので、Webマーケティングスキルかプログラミングスキル習得に時間を使うのが良いですね。
働き方、収入面、面白さ、将来性の観点、どれを取ってもIT系のスキルを身に付けておくことは無駄になることはありません。
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参考【迷ったらこれだけ】Webマーケティングかプログラミングかで迷わない選び方【Webマーケターが解説】
続きを見る
理由2:教員免許取得のには、とにかく労力がかかる
「教員免許取得の費用対効果が悪い」とは、言い換えると
教員免許を「とりあえず取る」にしては費やす時間や労力が半端じゃないということです。
多くの時間や労力を費やすしたとしても教員免許を持っているだけでは
ここに注意
就職で有利にならない
免許取得までに必要な道のに長い
などのように、得られるメリットよりもデメリットの方が大きいのです。
教員免許を複数取るかにもよって変わりますが、たとえば中学校一種免許状(学士)の場合
教員免許状取得に必要な科目の単位数は 67 (教育実習も含みます)
どうでしょうか?大学で単位を取るのが大変だと知っている人なら、この単位数の重みが分かるかと思います。
もちろん各学部の卒業に必要な単位数を取得するのも並行しなければいけません。もし卒業に必要な単位を落としてしまうと教員免許取得どころか最悪の場合留年することになります。
それから数字だけでは見えにくい側面として伝えておきたいのは、
教員免許に関する科目ではグループワークや模擬授業などのアクティブな講義が多いことです。
模擬授業などになれば講義外の時間もたくさん使って準備しなければいけないです。
もちろん時間だけでなく体力も削られますので負担は大きくなります。
時期によっては、単位に不可欠な期末レポートや期末テストとバッチリ重なってしまうのでめちゃくちゃ大変です。しかも学生ならサークルやバイトもしている人が多いと思うのでより大変になりがちです。
当たり前ですが、絶対に教員になりたい人ととりあえず教員免許を取りにきている学生とでは
モチベーションが全く違います。
模擬授業やグループワーク、ディスカッションなどでは熱量の差を感じてしまう恐れが
あるので気疲れする要因にもなります。
絶対教員になりたい人は真剣に臨みたいという思いが強いのは当然ですからね。
「とりあえず教員免許取ろう」くらい気持ちの人だと結構疲れます...
ここまでの話をまとめておくと、
注意ポイント
・学部の卒業に必要な単位と並行して教職の単位も取らないといけない
・単位取得には時間だけでなく気力・体力もかなり必要になる
・絶対教員になりたい人との間にモチベーションギャップがある
-
参考【就活】教員か公務員どっちに就職しようか迷う人が見逃しがちなこと
続きを見る
理由3:「とりあえず」で大学生の貴重な時間と労力を費やすのはもったいない
大学生の4年間というのは、人生の中でみても本当に貴重な時間です。
大学生の4年間を経験し、就職したあとに何度か振り返ったことがありますがこれは間違いない真実です。
例)社会人の1日
7:00 起床
8:00 家を出て会社へ通勤
9:00 仕事開始
19:00 仕事終了(1時間残業)
20:00 帰宅
23:00 就寝
社会に出て会社員となれば、一般的に平日(月曜〜金曜日)週5日9時〜18時まで勤務することが多いです。
さらにここに残業時間と通勤時間、家事やお風呂などの時間を入れるとどうでしょう?平日まともに使える時間って2〜3時間くらいが普通です。
それに一人暮らしの場合ならまだなんとか時間を作れます。しかし家族ができると子どもの世話なども出てきますので、自由時間はほぼなくなります。
そうなると「友達と遊びまくろう!」「日本一周してみよう!」「プログラミングスキルを身につけよう!」と思っても実際に行動する時間が全然取れません(笑)
この辺をまとめると、大学生であることの特権としては
大学生の良いこと
・基本学業だけに専念すればOK
・やる気と行動力次第でなんでもできる
・家庭を気にせず好きなことや興味のあることに夢中になれる
・自由に稼いでも問題ない
・自分のために使える時間がとにかく多い etc...
基本的に学業にだけ専念すればOKなので、好きなことにフルコミットできるのはとにかく最強です!
4年間もあればほんとになんでもできます!たとえば
チェックリスト
- 読書100冊を読了する
- プログラミング言語を習得する
- 動画編集スキルを習得する
- ブログやYouTube、SNSを始める
- 外国語を習得する
- 長期インターンにいく
- 副業を始める
- 運動習慣をつける
- 日本一周する
- 会いたい人に会いにいく
- 徹底的に自分について考える etc...
この貴重な時間を「とりあえず教員免許取っておくか」という軽い気持ちで手放すのは非常にもったいないです!
教職を取らない大学生が今やるべきこと
教職を取らない大学生がやることはもうシンプルです。
とにかく気になったことはやってみること!
ほんとにこれだけなんです!
おすすめアクション3つ
☑️ 読書をたくさんする
☑️ ブログやYouTube、SNSを始める
☑️ マーケティングを学ぶ
これらのアクションを提案するのには、もちろん理由がありますのでさらに解説します。
先におすすめするポイントを示しておくと、
ポイント
・将来稼ぐための力が身に付く
・人生の早い段階で自分の価値観に沿った生き方を目指せる
・将来の有用な資産になる
これについても後ほど解説していきます。
大学生におすすめのアクション:読書をたくさんする
読書は人生を大きく豊かなものにしてくれる、最高の自己研鑽になります。
これは大学生に限らず社会人も同じです。
読書をするメリットはたくさんあります。
メリット
・深い思考に不可欠な知識や考え方を効率良く学べる
・あらゆる価値観に触れることで、人間としての魅力が増す
・様々な思考に触れることで、世界を生きやすくなる
・論理的思考力が養われるので学業や仕事、プライベートが充実する
・学習の材料としてコスパが良すぎる etc...
本は一冊1,000円~3,000円くらいの値段がしますが、得られるものはそれ以上なので
コスパは申し分ないです!
しかも素晴らしいことに、大学生であれば誰でも大学や自治体などの図書館を無料で利用OK。やらない理由はないですね。
人生を変えたいなら、間違いなく読書が効果的です。
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参考【これで解決】将来不安な大学生が卒業までに読むべき人生を変える本【厳選5選】
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かくいう私も、もともとは読書なんて全然しない部類の人間でした。
でも人間関係や将来について悩みまくっていた20代のうちに、読書の習慣を始められて本当に良かったと感じます。
そのきっかけにもなった書籍、これからの将来をちゃんと考えたい人にぜひ読んで欲しいです。価値観が変わります。
大学生におすすめのアクション:ブログやYouTube、SNSで何か発信してみる
発信するのをおすすめアクションにしているのはシンプルです。それは
ほとんどの人は実際に発信するという行動に移さないからです。
「ブログやYouTube、SNS発信をするのは良い」というのは結構多くの人に知れ渡っている事実ですよね。
一方で実際に発信者になっている人は、果たして多数派かといえばまだまだ少数派です。
そして大学生や20代の若い世代にブログやYouTube、SNSで発信することを勧めているのにはもちろん理由があります。それは
勧めている理由
・将来的に個人で稼げる力が大切だから
・収入の分散化に貢献してくれる
・セルフマーケティングの観点から重要
・インプット、アウトプットの両方ができて学習効率がいい
・なんといってもリスクほぼ0でしかも無料か安く始められる
終身雇用制度が崩壊することによって会社に依存する働き方が危なくなりました。
つまり働き方のシフトが起こっているのです。
そのため、将来的に個人でも仕事を獲得したり、副業や複業で稼いで収入を分散する重要性が、非常に高まっているのです。
会社の収入だけでは安心できない → 収入を分散化させる
仕事を得るために「自分には何ができるか」のアピールが重要になる
本題に戻ると、ブログやYouTube、SNSの良いところは
☑️ リスクほぼ0かつ無料か安く始められること
☑️ 収益化できると収入の分散化ができること
☑️ 将来的に自分の資産として残ること
この点が特に大きいです。
社会人と違い大学生の特権はとにかく「時間があること」です。
「あとでやればいいかな〜」と思っていた大学生たちが社会人になると
「毎日仕事で忙しいし、家族もいるから何もしたくない」こんな感じになります。
発信する内容はなんでも大丈夫です!もし決まっていないなら
ポイント
・自分の好きなもの
・得意なこと
・これから学んでいきたいこと
このような内容で始めていくと継続しやすいですね!
始めの数ヶ月は何も反応がなくて、やめたくなるかもしれないですが、継続が何より大切です。
最初は気負いすぎず、続けることを目標にするのが良いと思います!
ブログならコレ一択
大学生におすすめのアクション:マーケティングを学ぶ
3つ目の「マーケティングを学ぶ」については、働き方のシフトが起きている現代ではとても大切です。
先ほども取り上げましたが、今後の社会では終身雇用制度の崩壊にともなって
個人で稼いでいく力がより重要になってきます。
個人で稼いでいくことができれば会社に依存しない柔軟な働き方も可能になります。
たとえば働く時間や働く場所を自分で選べたり、嫌な上司のいない仕事をしたりなどです。
個人で稼ぐ力とは
何もないゼロの状態からでも自分で仕事を獲得できる力といえます
会社にいれば営業担当が仕事をとって来てくれます。
しかし個人の場合は自分で仕事を獲得していくことが不可欠になります。
そこで重要なことは、「いかに自分を知ってもらえて仕事につなげるか」ということです。
その解決策としてマーケティングの力が重要になってくるのです。
たとえば同じ能力と実績を持っているAさんとBさんがいた時に、
Aさん:ブログやSNSのプロフィールは適当でどんな仕事ができるのかわかりにくい
Bさん:ブログやSNSのプロフィールはわかりやすいものになっていてBさんの実績や能力が明確になっている
このような場合、どちらに仕事を頼めば良いかは明確だと思いますが、
私ならBさんに依頼します。
仕事を依頼する側がどんな風に依頼をしているのか、その思考や行動のプロセスを
しっかり考えていくこと、すなわち顧客視点で物事を考えていくことができると良いです。
このように顧客視点になって考えて行動し、自分自身の能力や実績を
上手く伝えて仕事を得ていくにはマーケティングの力が不可欠なのです。
学習方法3選
・書籍や動画コンテンツから学ぶ
・ブログやYouTube、SNS運用から学ぶ
・スクールに通う
とはいえそもそも「マーケティングって何?」という人には下記の書籍を紹介します。
マーケティングって何?何が大事なの?が丸わかりです。USJ好きにはめちゃくちゃ興味深い内容なので、最初の一冊ならこれが間違いないです。
3つのアクションから得られるものは?
おすすめアクション3つ
☑️ 読書をたくさんする
☑️ ブログやYouTube、SNSで何か発信してみる
☑️ マーケティングを学ぶ
3つのアクションから得られるものは、
ポイント
・将来稼ぐための力が身に付く
・人生の早い段階で自分の価値観に沿った生き方を目指せる
・将来の有用な資産になる
個人で稼いでいく力にフォーカスすれば、ブログやYouTube、SNSを収益化できれば収入を分散化することができます。
これは将来的に自分自身の資産となり得ます。
またその過程でマーケティングをしっかり身につけることができれば、
さらに収益化を加速させることができますし、相乗効果を生み出します。
このように
・個人で稼ぐ力が身に付く
・収益化によって複数の収入源の確保
・将来の資産を生み出せる
これらが極まっていけば終身雇用が崩壊した後の時代でも
自分の価値観に沿って働き方をシフトしていくことができるようになります!
一般的に初心者にとってはブログ開設の段階が苦戦しがちです。
ですが、エックスサーバーなら実績もばっちりです。何よりブログ開設がめちゃくちゃ簡単なのでPCに自信がない人でも問題なしです。
結論:絶対に教員になりたい!という人以外教員免許は不要です
改めてになりますが、教員免許については
絶対に教員になりたい!という人以外は取らない方がいいというのが結論です。
とりあえず教員免許を取ろうかなという人にはおすすめしない理由も再度載せておきます。
おすすめしない理由3つ
・教員にならないなら使い道がない
・教員免許取得の費用対効果が悪い
・「とりあえず」で大学生の貴重な時間と労力を費やすのはもったいない
この記事の後半では「教職を取らない大学生が今やるべきこと」について解説してきました。
もちろん「自分はやっぱり教員になりたい!」と思えたら、ぜひ教員免許を取得をして、教員を目指して欲しいと思います。
それでももし教員になるべきか悩んでいるなら、こちらに参考になる記事を載せておきますのでぜひ読んでみてください!
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