公務員を辞めたいと思っても、実際に行動に移せないという人は多いのではないでしょうか。
実は公務員を辞めたいと思って実際に行動に移すまでには
大きな壁が3つ立ちはだかっているのです。
先に結論からいうと、3つの壁とは
3つの壁
☑️ 現状維持バイアスがかかる
☑️ 未経験での挑戦になる
☑️ 周囲からの反発がある
この3つの壁が存在することで公務員を辞めたいのに辞められない、民間に転職したいのにできないという悩みが出てきてしまいます。
悩みの本質を知っているのと知らないのとでは
今後の転職活動などにも影響してくる可能性があります。
そこで本記事では、前半に公務員を辞めるために立ちはだかる3つの壁について取り上げていき、後半で3つの壁を乗り越えるための方法について詳しく解説していきます!
この記事で分かること
- 公務員を辞めるために立ちはだかる3つの壁を理解できる
- 3つの壁を乗り越えるための具体的な方法が分かる
- 転職活動をスムーズに進める方法が分かる
☑️ この記事を書いている人
私が未経験で民間への転職を経験したときに、実際に使ったのがdodaです。
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公務員から民間への転職には乗り越えるべき3つの壁があります
公務員を辞めたいのに辞められないという人の多くは以下の「3つの壁」にぶち当たっている可能性が高いです。
3つの壁
☑️ 現状維持バイアスがかかる
☑️ 未経験での挑戦になる
☑️ 周囲からの反発がある
私自身も公務員を辞めるために民間企業への転職活動を経験しましたが、この3つの壁は大きいなと感じました。
これらは公務員によくみられるものであり、公務員から民間企業への転職をする際に特に顕著になっています。
以下では3つの壁それぞれについて解説していきます。
現状維持バイアスがかかる
あなたの周りにこんな人はいるでしょうか?
・転職したいといいながら何年もしない人
・仕事やめたいといいながら辞めていない人
・副業を始めると言って全然始めない人
現状維持バイアス
現状を変えたいと望みながら、現状からの変化によって起こりうる損失を避けようと結局現状維持に固執してしまうこと
転職したいと思っているのにいつまでも転職活動を先延ばして結局やらない、なんてことはよくありますよね。
人類がまだ誕生して狩猟採集をしていた時代というのは「生きるか死ぬか」の世界でした。
環境を変えるということは、失敗すればそれは死を意味するのです。
そのため本能的に備わっている現状維持バイアスが現代でも働いてしまう、というわけです。
ポイント
☑️ 現状維持バイアスは人間の本能に刷り込まれている
「公務員を辞めて転職する」ことも環境を変化させる行動なので現状維持バイアスが働いてしまいます。
しかし公務員の場合は現状維持バイアスにかかりやすいという特徴があるので注意が必要なのです。
その理由は次の3点です。
注意ポイント
・現状に不満があっても「安定」に引きづられやすい
・待遇、福利厚生面で恵まれているので転職のリスクがより大きく見える
・民間への転職の難易度が現状維持の傾向を強める要因の一つになりやすい
公務員には待遇面などで多くのメリットがあり、民間企業に転職をすれば環境も変わるのでそれを失う可能性があります。
「公務員を辞めたいのに辞められない!」と立ち止まってしまう人は現状維持バイアスの壁にぶち当たっているのです。
現状維持バイアス以外にも仕事選び全般において意思決定のバイアスがかかることはよくあります。
そのほかのバイアスについてはこちらの記事で詳しく解説してます!
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参考【必読】転職活動で失敗する前に|仕事選びに潜む「バイアス」とは?回避のポイントもあります。
続きを見る
公務員から民間への転職は未経験からの挑戦になる
公務員から民間への転職の多くは、未経験での転職になってしまいます。
その理由はシンプルで、公務員が行う仕事は民間では活かしづらいからです。
民間企業が営利目的なのに対し、国や自治体などの行政組織は営利を目的としません。
お金にならないけどなくてはならない仕事を公務員はやります。
つまり、公務員の仕事自体に価値がないというより民間で直接活かせるような仕事が少ないのです。
転職の難易度
(易しい) 同職種 ✖️ 同業界
(普通) 同職種 ✖️ 異業界
(難しい) 異職種 ✖️ 同業界
(ゲキ難) 異職種 ✖️ 異業界
たとえば、同職種 ✖️ 同業界とは
不動産営業 → 不動産営業
みたいなことです。
勘の良い方は分かるかと思いますが、多くの場合公務員から民間への転職は
公務員からの転職
(ゲキ難) 異職種 ✖️ 異業界
業界が違うだけではなく、職種も違ってくれば転職の難易度はゲキ難になります!
私自身は3年目で転職活動を行っていたのでまだポテンシャル採用の余地がありました。
しかし年齢が高くなるにつれて、未経験での採用難易度が高くなってしまいます。
公務員を退職しようと転職活動をしてみたけど
転職あるある
「職務経歴書が埋まらない」
「書類が全然通過しない」
「全然内定が出ない」 etc...
それで結局転職を断念してしまう、なんてことも出てきてしまうのです。
公務員を辞めると周囲からの反発がある
公務員を辞めるというと、周囲から反発を受けることがあります。
たとえば
言われがちなこと
「せっかく安定した公務員になったのに辞めるなんてもったいない」
「公務員を辞めても民間じゃ通用しない」
「公務員を辞めるのは甘えだ」 etc...
特に親世代やさらにその上の世代にとっては、公務員という職業が「安定している」という印象が強いのでしょう。
また、「公務員はラクだから民間ではやっていけない」と思われているのは悲しいですね。
せっかく自分のやりたいことや目標を見つけて公務員を退職する道を選ぼうとしていても
猛烈な批判にあうとためらってしまいますよね。
大きな壁の一つである現状維持バイアス、そしてもう一つの未経験からの転職になる
この2つに加えて周囲からの反発があれば
「もう公務員を辞めて転職するのはあきらめよう。」
そんな風になってしまうのです。
以下では公務員を辞めたいのに辞められない時に立ちはだかる3つの壁を乗り越えるための具体的な方法について解説していきます!
退職の壁を乗り越えるための方法はあります!
まず3つの立ちはだかる壁をおさらいしておきましょう。
3つの壁
☑️ 現状維持バイアスがかかる
☑️ 未経験での挑戦になる
☑️ 周囲からの反発がある
この3つの壁を乗り越える方法は以下のとおりです。
私自身もこの方法を意識して行うことで転職活動も上手く進み、無事に内定をもらうことができました!
壁を乗り越える方法
方法1:現状維持バイアスにかかっていることを理解する
方法2:戦略的な転職活動を行う
方法3:周囲からの批判は参考程度にして基本無視でOK
方法1:現状維持バイアスがかかっていることを理解する
これはもうシンプルな方法です。
方法1
☑️ 現状維持バイアスがどういうものかを知り、自分もバイアスにかかっていることを理解すること
現状維持バイアス自体は人間の本能に刻まれており、完全になくすことはできませんが
その存在を意識するだけで必要以上に現状維持に固執することが確実に減ります。
現状維持に固執しなくなれば、新しい挑戦もしやすくなります!
少し厳しい話ですが、何かを変えたいのであればやはり現状を維持するだけでは変わらないでしょう。
回避するポイント
・現状維持バイアスに陥っていないか自問する
・不確実な事柄を一つずつ明確にして見通しを立てる
・現状維持した場合と変化したらどうなるかの状況を比較してみる
・現状を変えたいなら行動するしかない事実を肝に銘じておく
・行動をしない理由ばかりを見つけない
方法2:戦略的な転職活動を行う
ここで言う戦略的な転職活動とは、
戦略的な転職活動
未経験でも採用したいと思ってもらえるように工夫をした転職活動のこと
これだけでは少々分かりにくいと思いますので、戦略的な転職活動の具体的なポイントを以下の3つに絞ってみました!
ポイント
・現職での実績を応募職種の要件に合致させて職務経歴書等でアピールする
・応募した理由に一貫を持たせる行動をする
・業界や職種の知識を事前に学習して意欲的な姿勢をアピールする
未経験の採用は企業にとって投資と同じなのです。
その点を理解して企業が気にすることをしっかり払拭して有用な人材であることをアピールすることが超大事です。
直接的な業務経験がなくても、応募する職種で必要としている能力や経験につながるような経験はよくよく自分の携わってきた業務を分析していくと意外とあるものですよ!
結局ポイントになるのは、企業に
「この人を採用すると会社の利益に貢献してくれそうだ!」と思わせることができるかなのです。
採用のミスマッチは双方にとってデメリットなので、
「自分はマッチしていますよ!採用すると貴社にこんな風に貢献できますよ!」
これを上手くアピールするのがポイントと言えます!
未経験者を採用する際に企業側で気にすることは、
企業が気にすること
・どのような成果を出してくれるのか
・職種や業界にミスマッチがないか(すぐ辞めないか)
これらを転職活動において常に意識しておくことがとても重要なのです。
転職エージェントとは
応募書類の添削や面接対策をしてくれたり、あなたと企業の間に入って応募書類の提出、面接の日程調整、内定後の条件交渉などを行ってくれる、転職サービスのことです。
転職エージェントは企業側の採用が決まるとその成果に対して報酬が支払われる仕組みになっており、転職者にとっては無料で転職のサポートを受けることができるというものです。
転職エージェントを利用するメリットとしては、
メリット
・無料で退職まで一貫したサポートを受けられる
・転職エージェントが持っている非公開求人に応募できる
・企業側への給与などの条件交渉をしてくれる
特にはじめての転職であれば、自分だけで進めるよりも転職活動について精通している転職エージェントのサポートがあれば心強いです。
ポイント
転職活動をスムーズに進めるなら転職エージェントを使い倒すことが大切
今回は初めての転職でも手厚くサポートをしてくれる大手2社を載せておきます。
どれも無料でサポートが受けられるのでチェックしてみてください!
おすすめ転職エージェント、転職サイト
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未経験からでも地方のwebマーケターになれる?|内定もらうための転職活動について解説【体験談あり】
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方法3:周囲からの批判は参考程度にして基本無視でOK
周囲からの批判については
ポイント
「なるほどそんな意見もあるんだ」と参考程度に軽く聞き流すこと
超シンプルですが、結局これが一番効果的ですね!
批判的なことを言ってくる人には2種類いて
批判をする人の種類
自らに価値観が絶対に正しいと価値観を押し付けてくる人
本当に心配して言ってくれている人
本当に心配して言ってくれている人の話を軽く聞き流すのは確かに心が痛いかもしれません。
しかし、考えて欲しいのは
「じゃあその人たちが代わりに自分の将来を背負ってくれるのか?」
ということです。
もちろん答えは NO ですよね。
自分の人生は自分で決める方が幸せだと思いますし、自分の進みたい方向に進む権利は誰にでもあります。
自分のために批判してくれているのであれば、その意見も参考にした上で
あとは自分自身の意思で決断するのが一番良いことだと思います。
どんな天才も完全に将来を予測することは不可能です。
そうであれば自分が進みたい道を選んで、その選択が正しかったと言えるくらいに努力することが大切ではないでしょうか。
公務員を辞めるための3つの壁が分かったらあとは乗り越えるだけ!
この記事では
知らないと損をする、公務員を辞めるための3つの壁とその乗り越え方について解説してきました。
3つの壁が存在することで公務員を辞めたいのに辞められない、民間に転職したいのにできないという悩みが出てきてしまうことがお分かりいただけたと思います。
この記事を読み終わった後に差が出るとしたら
「とりあえず少しでもいいから動き出した人」とそうでない人との差です。
壁を乗り越える方法についてもう一度おさらいしておきましょう。
壁を乗り越える方法
方法1:現状維持バイアスにかかっていることを理解する
方法2:戦略的な転職活動を行う
方法3:周囲からの批判は参考程度にして基本無視でOK
何かを変えるには少しずつでもいいので行動をすることが大切です。
もし自分の人生を良い方向へ進めたいならぜひとりあえずやる!精神でいきましょう!
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